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旺盛な需要に応える従者 ー 西鉄観光続行便ー弾丸の如く続発するバスは圧巻。多すぎる台数、バー
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九州各地から福岡への乗客が殺到する繁忙期。
定期便だけでは裁ききれない時に姿を見せる、
西鉄観光バスによる「続行便」。
多くの需要に対応すべく仕立てられた、
ピンチヒッターとしての存在。
故郷を待ち焦がれる人々を乗せて、
楽しみに待ち続けた大切な休日を過ごすため・・、
沢山の想いを乗せて、駆け抜ける九州路。
定期便の従者としてあまり注目されることの少ない、
「青い鳥」の雄姿をお届けします。
▼左 宮崎行フェニックス号の2号車続行、3309号車
(1998年式/西工C−?ロイヤルハイデッカー/KC-MS829P)
▼下 鹿児島行桜島号の2号車続行、3477号車(1999年式/西工C−?ロイヤルハイデッカー/KC-MS829P)
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朝の博多バスターミナル ー 福岡を立つ「青い鳥」軍団 ー弾丸の如く続発するバスは圧巻。多すぎる台数、バー
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繁忙期の朝の博多駅前。
九州各地へ向かう西鉄観光続行便が続々と姿を見せます。
鹿児島行き「桜島号」、
宮崎行き「フェニックス号」を筆頭に、
延岡行「ごかせ号」、
島原行「しまばら号」
長崎行「九州号」など、
2〜3号車の札を掲げた観光車が、
次々にバスターミナルへ飛び込んできます。
▼左 博多バスターミナルの狭いスロープを上る、鹿児島行桜島号の3476号車(1999年式/西工C−?ロイヤルハイデッカー/KC-MS829P)
▼下 「西鉄観光」ではなく、「西鉄」ロゴのロイヤルハイデッカー。西鉄本体の営業所に所属する観光車による続行便です。
▼下下 グレードの高い「ロイヤルハイデッカー」クラス以上のバスが比較的優先して配車されるようですが、足らない時は凡庸車「スケルトン」が運用に就く事もあります。3472号車
(1999年式/西工C−?/KC-MS829P)
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近年は純正車の姿も見かけるようになりました。
鹿児島からの桜島号に就く日野セレガ。
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延岡行ごかせ号の2号車。
「にしてつ」の看板からお察しの通り、西鉄本体の所属車による続行です。片江営業所所属の5250号車。
(1997年式/西工C−?ロイヤルハイデッカー/KC-RA531RBN)
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▲宮崎行の3号車に就く3307号車。フェニックス号は日頃から続行便の活躍が多い路線です(1998年式/西工C−?ロイヤルハイデッカー/KC-MS829P)
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▲ほぼ満席に近い宮崎行の2号車続行便。土井営業所所属の5246号車。(1997年式/西工C−?ロイヤルハイデッカー/KC-RA531RBN)
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博多営業所から天神高速バスターミナルまで回送されるフェニックス2号車。
ロイヤルハイデッカーの後席4列は、ハイルーフ+シートピッチがやや広めの「勝ち席」。
高く天井近くまで広がる窓から見る車窓は、さぞダイナミックでしょう・・。
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▲純正セレガの宮崎行3号車。スモーク&ホイールの仕様からお察しの通り、九州観光バス時代の発注車です。(2006年式/日野セレガ/ADG-RU1ESAA)
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グループ会社の西鉄バス二日市が担当する、福岡〜長崎間「九州号」の続行便。
九州号は、各社共同出資の九州急行バスが運行を担当するためか、代々「西鉄本社」ではなく、子会社が続行便を担当しています。
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▲夕暮れの博多駅を出発する、フェニックス号の続行便。宮崎到着は深夜。3479号車(1999年式/西工C−?ロイヤルハイデッカー/KC-MS829P)
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旗艦「スーパーハイデッカー」の出帆 ー弾丸の如く続発するバスは圧巻。多すぎる台数、バー
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西鉄グループで30余台が在籍する、
観光車のフラッグシップ(旗艦)、スーパーハイデッカー。
その定期便に負けない巨体を活かして、続行便運用にも入ります。
▼博多バスターミナル2階のスロープを昇り終えた9117号車。(2004年式/西工SD-?/KL-RA552RBN)
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▲スーパーハイデッカーを側面から。ただの観光車には無い、高い身長が醸し出す迫力。ぜひ乗ってみたい続行車です。
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▲宮崎行4号車に入るスーパーハイデッカー。ホイール&リアスポからお察しの通り、子会社発注車です。3934号車(2004年式/西工SD-?/KL-MS86MP)
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▲2016年1月1日、朝日を浴びて博多を発つフェニックス号。堂々とした佇まいの4019号車(2005年式/西工SD-?/KL-MS86MP)
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夜の福岡発宮崎行のフェニックス号に就く4026号車。現地で一泊したうえで、明日発の便で福岡へ戻ります。
なお見難いですが、北九州ナンバーで、福岡への応援組です。
(2005年式/西工SD-?/KL-MS86MP)
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休息地 ー 福岡高速営業所にて ー弾丸の如く続発するバスは圧巻。多すぎる台数、バー
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福岡発着の高速バスの主要拠点である福岡高速営業所(福岡市中央区)。
2015年の夏までは、福岡市内には「西鉄観光バス」の営業所が独立して存在したため、ここ福岡高速で観光車の姿を見ることは、続行便待機のタイミングのものでした。
休息や運用の関係で出入りする際の光景です。
▼左 上述の、宮崎行フェニックス号2号車の4026号車。隣のロイヤルハイデッカーも宮崎続行便です。
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▲九州一円を結ぶ高速バスが待機する福岡高速営業所。精算を終え、西鉄観光の営業所へ戻る9633号車(2007年式/西工SD-?/PKG-RA273RBN改)
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▲夜もふけた21時。福岡に戻ってきたスーパーハイデッカーの続行便。疲れを感じさせない精鍛な顔つき。今日の仕業を終え、観光営業所へ回送。
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2016年1月 − 福岡高速&観光営業所の朝 ー弾丸の如く続発するバスは圧巻。多すぎる台数、バー
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2016年1月、昨年那の津埠頭の西側に移転した福岡高速と西鉄観光が一体化した「新」福岡高速営業所。
3連休初日の早朝、続行便に備え、西鉄観光のスーパーハイデッカーが出発の準備を進めていました。
堂々と並んだ4台の西鉄観光SD-?。
▼右手前から、
3936号車(2004年式/西工SD-?/KL-MS86MP)
4020号車(2005年式/西工SD-?/KL-MS86MP)
9630号車(2007年式/西工SD-?/PKG-RA273RBN改)
9629号車(2007年式/西工SD-?/PKG-RA273RBN改)
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▲美しく磨かれたボディ、明けの空をそのままに反射するフロントガラス。10年オーバーの選手ですが、新車のような気品と美しさ。
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▲敬礼されるかの如く、大勢の観光車の隊列に見送られ、宮崎行フェニックス号2号車の任に就く9633号車(2007年式/西工SD-?/PKG-RA273RBN改)
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福岡〜宮崎間のツアーバスとの競争を勝し、息を吹き返した宮崎行のフェニックス号。
土日には結構な確率で続行便が設定されるようになりました。
早朝深夜便を除き、最前列の確保は至難の業だったりします。
宮崎までのハンドルを預かる運転士。
長距離に渡る安全運行の任務は、天神までの回送運行として始まったばかり。
思わず礼を捧げたくなるほど、
清々しいほど真剣で、覚悟と真剣さに満ちた歩み。
運転士という職業に就く方の威厳を感じる瞬間です。
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営業所出発する前の一時停止。
スーパーハイデッカーの全体を納めるようシャッターを切る。
・・「正統なバス写真」は、ドアを閉めた状態で、ドア側斜めで撮影するのが正しい撮影方法。
個人的には、それに拘らず、いかに本物が持つ「カッコヨサ」を表現できるのか・・をテーマにカメラを構えています。
正確な記録写真を期待された方、申し訳ありません。
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朝日に染まる天神方面の空。
静かな臨港地帯から歩み出した貸切続行。
まだ夜を残した、今日を始めたばかりの日の光は、白い巨体を、ほのかに蒼く反射します。
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▲営業所を飛び出す桜島号の貸切続行。スーパーハイデッカーの巨体一杯に描かれた「青い鳥」が、いざ飛び立たん!
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繁忙期のピンチヒッター。
西鉄観光「青い鳥」軍団。
彼らが九州路を飛び交う姿は、
「バス王国」の名にふさわしき、
九州の旺盛な高速バス需要の証。
愛する誰かと過ごす無二の時間を、
一生に残る大切な思い出を、
翼とハンドルに乗せて、
今日も西観は飛び続けています。
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●西鉄高速バス写真集 西鉄観光ルーセントカラー
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