TOP > バス模型(バスコレ) > MODEL−7 ウソバス(西鉄高速・貸切)


 

バスが好きな方々にも、西工がお好きな方、J−BUSがお好きな方、呉羽ボディが好きな方・・、

さらに西工の中でも、ネオロイヤル02MCがお好きな方、S型がお好きな方、いやいやB型高速がお好きだという方・・。

 

バスのボディ一つとっても、多種多様に好みが分かれます。

 

しかしながら、自分の好きなボディで自分の好きなカラーリングを見たいなんて望みは、

本物のバスオーナーにでもならない限り、実現される可能性が非常に低いもの。

 

では、せめてミニチュアの世界の中だけでもやってみたら楽しいのではないか。

 

今回のウソバスは、西鉄の高速・貸切バスでやってみました。

 

 西鉄貸切旧塗装(ルーセントカラー)

 

  

西鉄の観光バスの旧塗装、ルーセントカラー。

現在の新塗装もスッキリとして好きですが(ハトカラー・ハトサブレ等、呼ばれているようですが・・)、

ルーセントカラーの持つ重厚感や高級感はとても好きでした。

 

・・ではハイデッカーの新車が、もしルーセントで入ったならば??

 

(左)お顔はもちろん02MC。スーパーハイデッカーでは元西鉄北九州観光の車が実在しますが、ハイデッカーは居ません。

(後)尿素スタイルにしてみました。

 

 

設計ミスで、ちょいとばかり金色帯が腰高になってしまったのが残念!

 

格好良いのですが、逆に見慣れない感じ、違和感を覚えてしまいます。

02MCマスクにマイナーチェンジされる前のマスクでないと、ピンと来ないのでしょうか。

 

また、尿素バスではスッキリとしたお尻となってしまっただけに、ルーセントの帯が入るだけでは少し寂しいです。 

 

 

 

 

バスコレ10弾のセレガGD(スーパーハイデッカー)をいじって、ネオロイヤルになる前の、旧SD型のスーパーハイデッカーの貸切車、「スーパーロイヤル」もどきを作ってみました。

 

(左)修行不足に付き、リアスポイラーを取っておりません!

お手軽改造ということでご容赦の上、半目つぶってご覧下さい。

(右)多くの凡庸貸切車が並ぶ中で、違ったオーラを放っていた西鉄観光の最高峰。

近年SDネオロイヤルの貸切車が新たに数を増やしていますが、夜行続行に使うことを前提とした、トイレ付きゆったりとした座席配置のスーパーロイヤルの風格には敵わないのではないでしょうか。

 

 

「昔こんなの居た居た!」と思っていただければ嬉しいです。

西鉄観光の昔の車です。

実車はハイデッカーでしたが・・。

 

バスコレコレクターの間でも、残念ながら「ハズレ」のイメージを持たれているらしいコレクション12弾。

日野ボディのトップドア・スタンダートデッカーですが、よく見ると西工に見ないことも無いんじゃ無かろうか?・・なんて安易な発想から製作に至りました。

 

お顔は、従前のモールドを平らに削りだしてちょいと加工。

横とお尻はそのままの手抜仕様です。

 

ルーセントブラザーズ。

福岡の貸切バスと言えば、西鉄ルーセントか、昭和の銀バス、堀川のどれか!

 

・・なんて時代もありました。

 

昭和バスは近代的な塗装に変更されたものの生き残っていますが、

堀川は経営再建のため、貸切部門を福岡市内の自動車学校にまさかの売却。会社名こそ残っていますが母体は全く異なるものになってしまいました。

 

西鉄も塗装変更を行った上、グループの貸切バス会社との再編を重ねていましたが、2010年に大幅に規模を縮小。

 

雑餉隈営業所に隣接した車庫は、早いうちに空っぽに。

元の福岡貸切営業所、今川橋にあった福岡地区の貸切の一大拠点は西鉄のマンションへ。

 

諸行無常なのでしょうか。

景気の問題や、新免の台頭もあったのでしょうが、何よりも旅行業界の関係の方からは、「西鉄観光の見積りは話にならない」と言うお話しもちょくちょく耳にしていた挙句の出来事。

 

伝統を守りながら、未来へ生き残りをかけることの難しさを痛感させられる今日この頃です。

 

 ムーンライトカラー(夜行色)

  

 

 

西鉄の元祖夜行高速バス、ムーンライト号から受け継がれし伝統の夜行高速バスカラー。

 

近年の新車が全て白夜行(はかた号カラー)で登場するようになっても一定の勢力を保っていましたが、近年は廃車も進み、残り僅かの絶滅危惧種になってしまいました。

 

そんな中、新車がムーンライトカラーで登場したら・・、02MCネオロイヤル顔でムーンライト号を作ってみました。

時代に合わせ、方向幕は「大阪経由京都」にしています。

 

今度はドア上の方向幕を何かしらの手段で追加加工してみたいところです。

 

 

先のスーパーロイヤルと同じく、バスコレ10弾のセレガGD(スーパーハイデッカー)をいじって旧SD型を作ってみました。

 

あえて大きな画像は出しませんので(笑)、雰囲気だけ味わってください。

 

バスコレ8弾で西工ネオロイヤルのムーンライトが出たときの衝撃!初めて買ったバスコレがコレでした。

  近距離高速カラー(ピンク高速)

 

B高速などでもお馴染み。西鉄の近距離高速カラー。

最近流行らしい「ニモカラッピング」にしてみました。

 

正面・後・屋根には1匹づつ。両側面には3匹づつを配置。

 

市内の路線バスでは結構な数を見かけるようになりましたが、高速バスにしてみても面白いのではないでしょうか。

特に佐賀の西鉄バス圏内や、大分方面の「めじろん」とICカードの相互利用も可能になったことから、九州の中心はコイツだ!とPRバスが登場しても不思議ではない感じがします。

 

・・なお屋根上の車番にお気づきの貴方。

ウソバス界では、西工は永遠に不滅です(笑)

 

側面は、乗車字に誰もが気付くようにドアサイドに1匹を配置。

実は全面のキャラクターの配置に一番迷ったのですが(ナンバープレートや方向幕で隠れる箇所が多いため)、とりあえず一番大きくなる配置でいってみました。

もちろん屋根上にも忘れずに。市内のビルの上からでも注目度バツグン!またインターチェンジやジャンクションなど、高低差のある道路でもぬかりなくPRできます(笑)

 

 

 

九州自動車道を疾走するニモカ号。

後部座席の子供や、助手席のレディースからも大ウケ間違えナシ(?)。

せっかくのキャラクター戦略。福岡だけに留めておくのは非常にもったいがない気分がします。

・・あと、路線バスと同じく全身水色ボディにすることも考えたのですが、「特別なモノではなく、日常的にそばにあるカード」であることから、あくまで一般塗装の上貼りにしてみました。

        

 

 

これ何に見えますか・・?

 

バスコレ10弾のセレガFD(ハイデッカー)をちょちょいといじって作った「S型もどき」です。

 

種車は京王バスのセレガ。

いくらごまかしても、大きなフロントガラスや、丸みを帯びた前面はS型に非なるもの。

 

ぼやかしてご覧下さい。

 近距離高速旧カラー(青高速)

 

 

上と同じ手法で作った、S型もどきの青高速。

上と比べて、ドア回りを黒く塗らなかった分、まだ印象的には近い感じがします(個人的に・・)。

 

本格的にバスの写真を撮るようになった頃には、絶滅危惧種と化していた青高速。

以前は福岡県内のどこででも見ることの出来た塗装でした。

 

 

高速バスの営業所といえば、筑豊地区以外は青高速だらけでした。

 

特に新グリル(バンパーが黒)になった後の青高速はさほど台数が多くなく、させぼ号や九十九島号あたりで走っていたイメージでした。

 

ブルーを基調にした高速バス。

決してスタイリッシュなデザインとは言えず、保守的な恰好でしたが、とても好きでした。

 

末期は久留米〜北九州高速でも活躍していたこの車。

完成した姿を見て、思い出がフラッシュバックした1台でした。

 Fuku Hoku Line高速カラー

 

福岡と北九州を結ぶ高速バスに採用された波模様の高速バス、FUKU HOKU LINEの専用カラー。

廃車やピンク高速への塗り替えが進み、執筆時点では残り数台の絶滅危惧種です。

 

これも何時のモノごとく、C型で再現してみました。

シンプルですが、非常に模型映えするデザイン。

薄い青と濃い青のコントラストが美しいバスです。

 

なお時代により前面の塗り分けが事なり、前期の両脇に波があるものと(写真左の右)、後期の大きな波が一つ書かれたもの(写真左の左)の2パターンを作ってみました。 

 

 

 

 

福岡〜小倉の、なかたに・ひきの・いとうずやひびきはもちろん、

福岡〜黒崎・戸畑・若松高速や、転属車では行橋高速、挙げ句の果ては久留米や日田でも目にするほど、比較的台数の多いカラーリングではありました。

 

また側面のオレンジ色の下や、側面窓上の後方には、わざわざ運行区間を書いていました。

 

 

 

92MCがあるのなら、02MCでも作ってみたい・・。

尿素タイプで作ってみました。

 

お顔は塗り分けを変えた2バージョン。

どちらがお好きですか(笑)

 

後方も非常にシンプル、だけど波模様が非常に似合います。

 

海辺を走る路線には、ピッタリのカラーリングです。

 

 

 

 

 

もう一つ。

バスコレ12弾の日野の高速バスを改造して、旧タイプの高速もどきを作ってみました。

 

ごく少数の車がこの色で走っていたような記憶があります。

 

方向幕は、臨時高速の小倉→太宰府行き。

波動用のイメージです。

 

古めなボディに、スタイリッシュなカラー。

この違和感が心をくすぐります。

 

 

 

 

 

営業所の隅に、1台ポツリと置いておきたくなるオールドカーですね(笑)

 

 

 

 

 

 

 

このカラーが揃ったことで、西鉄の近距離高速バスのカラーリングは一通り揃ったかと思います。

(あとはハウステンボスにぎんなん辺りでしょうか?)

 

B高速がデビューした頃、B型とC型やS型が共存して元気に走る未来を想像していましたが、現実的な経営判断はそんな妄想を許してはくれなかったようです。

 

ほんの数年前までは、この波カラーや空連カラーがゴロゴロいた北九州高速営業所ですが、最近行った際には一面ピンク高速。特にB高だらけになっていたことに衝撃を覚えました。

 

方向幕販売会などでご一緒する学生さんの中には、B高が恰好良いなんて言う方もちらほらいらっしゃるようですが、

S型がずらり勢揃いするのを見て育った自分との歳の差をしみじみ感じております。

 

正直に言うと、B高だらけの光景は目を覆いたくなるような惨状(?)ではありますが、あれだけ台数が揃っているのを見ると、圧倒されたというか、これはこれで格好が良いと、不思議と思えてきます・・。

 余談:バスコレクション西鉄高速バスセット販売(2月発売予定)

  

2006年春発売のバスコレクション8弾。

初の西工登場!そしてバスコレ初の高速バス!しかもシークレットは日本最長の高速バス「はかた号」!

そんなトリプルインパクトが加わったのか、早々に店頭から姿を消した超人気弾でした。

 

・・その後中古で出るものなどを細々と買い集めてしのいでおりましたが、2010年2月に限定で西鉄のSD5台セットが販売されるとの嬉しいニュースが飛び込んできました。

ご覧の皆様は既に内容をご存じであるかと思いますが、はかた号(02MC)、ムーンライト(92MC)、火の鳥西鉄ロゴ無し(92MC)、火の鳥ロゴ有り(02MC)、フェニックス(92MC)という、

西鉄ファンのツボを押さえたラインナップ!

(おおよそ、上の写真のような内容です)

 

販売がとても楽しみです。

 

余談:西鉄山

毎度、財布は軽くなり、押し入れのバスコレは増え続けの状況です(笑)

 

特に地元西鉄となると、調達にも力が入ります。

 

(左)最新のバスコレ15弾、西鉄のカマボコ路線車。

おかげさまで、大量に頂戴することが出来ました。

・・今まで以上に非常にリアルな仕上がり。

当分、方向幕変えで楽しめそうです。

 

(右)西鉄100周年記念で販売されたバスコレ2台セット。

当初は香椎花園での限定販売。日本中のバスファンが駆けつけ、早朝から長蛇の列ができました。

 

その後ご縁で段ボール一箱ごと購入でき、これで一安心かと思っていました。

・・まさか、大量に在庫があるとはつゆ知らず。今では方向幕販売会などで普通に売られています(笑)

 

ここ1年、方向幕収集に熱を上げていたせいか、

久々の模型工作となりました。

 

手先の勘が戻らず、涙ものの失敗の連続!

今もどうしようもなく放置中の、微妙な失敗の仕掛品が眠っています。

 

・・バスコレの西鉄高速バスセットの販売開始に加え、方向幕販売会も一息ついてきたようですので、

改めて模型修行の週末に戻ってきそうな今日この頃です。