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2011年、西鉄にが異例の新車を導入しました。
福岡高速営業所所属の6501号車、6502号車。
現代自動車のユニバース(LDG-RD00)。
導入時のコストの安さ等を理由に、
近年じわり台数を増やしてきた韓国製のバスです。
独特のマスク、多用された曲線など、外観上も大きく目を引く車です。
←とよのくに号で運用される6501号車。
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正面に方向幕は装備されず、
行き先はフロントガラス上部に「サボ」を装備。
本来方向幕がある位置には「にしてつ」のアンドンが取り付けられています。
・・ちなみに側面もサボ、但し後ろ面は方向幕という、不思議な仕様となっています。
←6501号車と同じくとよのくに号が主担当路線、6502号車。
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イ ン テ リ ア
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運転席回り。
ハンドルのスポークの形状など、日本とはデザインの違いを強く感じます。下2本に伸びているのが足のよう・・。
速度計は160kmまで表示できるようになっています。
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もう少し引いた様子。
やや後方に配置されたシフトレバーや、
右手側に配置されたパーキングブレーキ。
Vの字に配置されたエアコンの吹き出し口など、
日本車では無いデザインを散見できます。
バックモニターはクラリオン、日本製です。
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車内の様子。
補助席付きの4列シートが並びます。
車内は「はかた号エアロキング エコノミークラス」に準じた明るい茶色系でコーディネート。
床は木目調でなかなか好印象です。
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車内で最も特徴的な最後部席。
2段高い場所に、脚ナシで取り付けられています。
視点は高くて見通しが効きそうですが、天井を低く感じそうなのと、乗り心地はいかほどでしょうか??
左側には日本で取り付けられたトイレ。
施工は信頼と安心の共栄車体だそうです。
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車内照明。
楕円形や、横縞、前方後方の青いアクセント光。
第一印象は、、フナムシ。
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エ ク ス テ リ ア
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ユニバースの外装です。
塗装は西鉄火の鳥カラーを身にまとっています。
見る角度で大きく印象が異なる車のように思います。
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側面の外観上最も特徴的な、ドア後方のピラー。
セレガとは逆に前側にシアーがかかっています。
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車体側面。
3スパンあるトランク。
パネル間の溝は、日本車よりも広いような気がします。
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運転席側。
日本車とは大きく異なり、片方だけが開くようになっています。
視界は良さそうにも見えますが、御評判はいかに??
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フロント部分。
銀色の飾り帯やアンドンの処理はイマイチ。
モデルチェンジされたユニバースでは、このあたりが修正され、見栄えがするようになっています(西鉄未導入)。
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ややローアングルから見たユニバース。
屋根上のクーラーの突起が見えない分、より「丸っこさ」を感じさせる印象です。
隣のB高やS型と比べると、デザインの「角」の丸さがより一層目立ちます。
また現代にしろ大宇にしろ、韓国のバスのフロントデザインは「下に流れるように落とす」ものを多く見れるように感じます。
『横に流し左右につなげる』日本のデザインと大きく違和感を感じるのは、このせいかもしれません。
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ユニバースのある光景
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珍しく雪の舞う福岡市内。博多バスターミナルを出発するユニバースとよのくに号。
フロントは真っ白!
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福岡ー熊本線「ひのくに号」で活躍。
運用当初はひのくに号メインでしたが、現在(2015年3月)は主にとよのくに号で走っています。
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博多バスターミナルで客をおろし、福岡高速営業所へ回送される6502号車。
アンドンの種類がどれほど用意されているのか気になります。
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早朝の博多駅前。
福岡高速営業所から回送されてきた6501号車。
この角度から見ると、日本車にと違わぬ風格を感じます。
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博多バスターミナルの1Fから2Fに上る6501号車。
縦長のパッチリとした眼が、一層際立った見える角度です。
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そして2階の降車フロアへ一旦入場。
後ろからはC型も続々入場。
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乗客を乗せて博多BTの3階から1階に駆け下りるユニバース(とよのくに号)。
屋根上にはちゃんと車番も入っています。
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夜の博多駅前を走る6501号車。
多くのバスが走る福岡市内でも異彩を放っています。
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実験的な意味合いでの導入だったのでしょうか。
結局2台の導入にとどまっていますが、
運が良ければ、中距離高速路線で目にすることが出来ます。
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■サイト内関連ページ
●西鉄高速バス写真集 S型高速車 火の鳥カラー編
●西鉄高速バス写真集 福岡高速の夜
●西鉄高速バス写真集 マイノリティ(少数派の車達/近距離高速カラー)
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