TOP > 西鉄高速バス写真集 > 西日本車体工業 西鉄バス S型高速車(火の鳥カラー)


 

 

西鉄の、福岡の、九州の中・近距離高速バスの「顔」、

西日本車体工業S型高速車。

その中でも、九州島内線で活躍する大勢力「通称:火の鳥カラー」。

 

90年代半ば以降に、他の路線オリジナルカラーから、中・長距離路線共通カラーの「火の鳥カラー」への塗り替えが進み、西鉄高速車輛の一大勢力に。

「ひのくに」「とよのくに」等の路線専用塗装や、「させぼ」「いまり」等の青特急カラーに代わる、西鉄高速の定番フェイスです。

2005年に最後の新車がデビューして以来、徐々に引退やグループ会社への移籍が進みつつあるS型火の鳥カラーを写しました。

 

安定感を感じさせるフロントデザイン。

 

奇抜な図形を用いることなく、シンプル&スタイリッシュに仕上げる西工スピリッツの賜物です。

 

福岡高速営業所所属の3712号車。

白バンパー&ドア黒色。

近年のS型火の鳥の標準仕様です。

 

中距離路線用にふさわしく、

座席テーブルやトイレが装備されています。

 

OJIRAN号運用に就く福岡高速営業所所属の4015号車。

西鉄グループの高速バスの総本山。

福岡高速営業所。

 

沢山のS型を見ることができます。

 

下はさせぼ号担当当時の7329号車。

三菱ふそう&日野車がほとんどを占めるS型。

2004年に日産ディーゼル車がデビューします。

9133号車と9358号車(デビュー当時)。

(S型のUDは、80年代後半に少数が導入されて以来の出来事)

 

ふそうのリコール問題の影響か、この年のS型は三菱車、UD、そして5年ぶりに導入された日野車と、バラエティに富んでいます。

 

 

 

(下)2006年頃より一時期、西鉄観光バスが「とよのくに」を担当していた関係で、『〇西観』のS型高速が走っていました。今川橋にS型が集結する様子は、大変違和感を感じられました。。

 

福岡市南区の純真学園ラッピング3202号車に、3910号車。

 

 

ひのくにカラーから火の鳥カラーに塗装変更された車です。

初期の塗り替え車は、このように黒バンパーで登場していました。

 

・・1992年式、「デラックスひのくに」としてデビューを果たした4610号車。

当時は、ひのくにに三菱車ということで、話題の車輛でした。

 博多駅周辺では、JR九州の対抗路線で活躍するS型がひっきりなしにやって来ます。

 

ひのくに運用の9358号車に9131号車。

 雨の中、博多バスターミナルに到着するS型。

 

 福岡空港でも、九州内各地へ向かうS型を目にできます。

熊本行き「ひのくに」、別府行き「とよのくに」、佐世保行「させぼ」・・。

いずれも地元空港があるにもかかわらず、福岡空港行の高速バスがまとまった本数で運行されている路線です。

 

ひのくに空港各停の4018号車に、とよのくに別府ノンスト系統の3711号車。

 

 

航空機アクセス路線でもS型は大活躍。

 

 

 

とよのくに3列シート車としてデビューした、4579号車。

 

北九州高速営業所に移籍し、初代SD引退後の出島号担当車として活躍しました。

 

大分線、佐世保線、唐津線、伊万里線など、S型でも3列シート担当の高速路線が90年代半ばまでは多数ありました。

 

 日田バスに移籍したS型。

とよのくに各停便運用で活躍中です。

 

福岡高速営業所を出発後、博多湾沿いに博多駅へ回送中の9358号車。

UDのS型車としては、最終グループとなる車です。

 

 

 

国道3号線を回送中の3202号車。

整備回送でしょうか??

 

夕方の九州自動車道を回送するS型。

 

横から見ると、ややふっくらとした独特の断面です。

 九州自動車道を一路北九州へ向かう、ぎんなん号、3326号車。

 夜の福岡高速営業所。

 

暗闇にS型がズラリ。

 2013年1月1日。

九州島内積雪のため、九州自動車道は早朝から通行止め。

 

しかし西鉄高速バスは、8時前後には通行止め解除を見越して次々に博多駅回送を開始。

 

博多駅へ回送されるS型です。

 

 元はとよのくにカラーとしてデビューした3148号車。

 

この日は宮崎行フェニックスの続行便として活躍していました。

 

 台数の多いS型は、臨時路線としても各地に姿を見せます。

 

「南阿蘇行き臨時高速」で走る4015号車。

 

・・白幕だと、締まって見えませんね・・。

 

 高速バス撮影でお馴染み、

天神バスセンター南側の新川橋。

 

九州各地からの高速バスが怒涛のごとく押し寄せます。

 

ひのくに7415号車を流し撮り。

 

都市高速半道橋ランプを上るとよのくにS型。

 

空港での乗客を満載し、別府へと向かいます。

 博多駅前をラストスパート!

 

3422号車。

 都市高速千鳥橋ジャンクション付近を走るとよのくに号。

 

休日の夕方の便は、買い物客・行楽客で満席となります。

 

 


 

 

 

 

着実に数を減らしつつあるS型火の鳥カラー。

台数が多く長年にわたり増備されたため、

個性の薄い、言い換えれば汎用的な車ではあります。

 

 

一方で、都市高速と九州道直結に始まる高速バスの大増便、新天神バスターミナル開業、福岡空港国際線ターミナルへの高速バス乗り入れ等、

90年代後半〜2000年代にかけての、

「主要幹線の多頻度運行」による西鉄高速バス躍進を支えた張本人でもあります。

 

 

ご乗車は今のうちに!