TOP > 西鉄バス方向幕&幕車特集! > 福岡オレンジ編


 

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福岡市西南部(城南区・南区)はオレンジカラー。住宅地を結ぶ路線が発展し、いずれの系統もなかなかの高頻度で運行されています。

都市高速を利用する系統がほぼ無い一方で、急行系統が充実しています。

 

 ●更新日 :2023年2月26日

 ●掲載地区:福岡市南区、城南区など

 ●担 当 :桧原・柏原・片江など

 ●地域特性:住宅地、丘陵、大学

 ●沿線要所:福岡大学、油山、桧原桜等

 目次(該当ページまでスクロールします)


▼急行エコルライナー

▼54番・59番・59番快速 小笹線

▼113番 油山急行線

▼12番 福大線

▼56番・57番 小笹線

▼114番 茶山線

▼13番 油山線

▼58番 小笹線

▼140番 茶山線

▼14番 茶山線(片江持ち)

▼60番 桧原循環線 

▼151番・152番 野間急行線

▼18番 茶博線

▼65番 長住〜博多駅線

▼その他の幕

▼50番 皿山〜博多駅線

▼65-1番 小笹〜天神線

▼内幕

▼51番 皿山線

▼67番・67-1番 長住(皿山)博多駅線

 

▼52番 長住線

▼69番・69-1番 筑肥線代替

 

▼53番 長住快速線

▼95番 茶山線

 

▼区1 皿山〜大橋線

▼96番・区96番 長住〜藤崎線

 

 

 

急行 エコルライナー


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西日本有数のマンモス大学、福岡大学への通学急行バス「「エコルライナー」。地下鉄七隈線開業の3ヶ月ほど前に新設されました。

 

新設に際しては、愛称を公募で募集、方向幕もオレンジ調の特別なものになるなど、一路線バスにしては異様なまでの力の入れようでした。

 

朝の福大前・片江営業所行は従前から急行が存在ましたが、夕方の都心行でダイナミックな速達便が運航されることに大変なインパクトがありました。

 

道路事情の関係で、速達効果が期待できるのは、下りは六本松まで、上りは梅光園付近からですが、バス停を絞りに絞っただけあって、スピード感は満点です。

地下鉄七隈線の福大前駅が、校舎と離れて位置していたこともあり、福大対天神北部や対博多駅までは、渋滞が無ければ地下鉄よりも速いことがありました。

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運行開始当時のエコルライナーは、当初は朝の下りと夕方の上りだけ、天神系統のみでしたが、好評を得て博多駅系統のエコルライナーもまもなく新設されることになりました。

 

最多本数を誇った時期は、大学の各時限の開始終了に合わせて1日20往復近くが運行されていました。

 

58MCでも年式を構わずに市内を快走し、とにかく早かったです。

 

六本松交差点を走る博多駅行エコルライナー。本数最多の時期には、12時台にも上り便がありました。

博多駅前で客扱い中の片江行。当時の日野の古参車ですが、城南線を激走していました。

福大前バス停を出発する片江行。福大前で全員が降車します。

片江営業所を出発した天神行き。

城内を走る朝の片江行。運行開始当初の天神便は、上下線とも城内経由でした。

車内の内幕です。

 

 

 12番  福大線


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西日本でも有数の規模を誇る福岡大学の通学路線として有名な12番です。

12番全便が経由する「福大前バス停(福岡大学の通用門)」には、小さなバス発着所があり、地下鉄七隈線の開業までは、登下校時には発着所に人があふれ、数台12番をやり過ごさないと乗れない状況でした。

 

(左)メインは片江営業所担当でしたが、博多営業所所属の1996年式のバスには3コマだけ12番が搭載されていました。本当に担当を持っていたのか不明です。

注目すべきは3コマ目。 朝の下りラッシュ時のみ運行されていた美術館東口経由です。 当時国体道路は、朝のみ上りが3車線(下り1車線)となる変則中央線。下り渋滞を避けるために、12番は朝下りだけ城内経由でした。 (天神エコルライナーも、開設当時は同じ理由で下り便も城内経由ノンストップでした)

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桧原営業所担当の12番幕です。

12番桧原営業所〜博多駅間では、もっとも遠回りな便ではないでしょうか?もともとは、60番桧原循環線の廃止に伴い、12番の片江営業所〜桧原営業所間が延長されて、桧原持ちの12番が誕生しました。

 

経由地にある横内は、丘陵地帯のくぼみに位置することから、横内〜堤の一バス停でもそれなりの利用者を見かけます。

 

(下)同じく12番の桧原〜博多駅間の大型車幕

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12番の桧原営業所発着便の横幕です。
横幕ではとても珍しい「(営)」表記。

地下鉄七隈線開業前には、朝ラッシュ時に多数走っていた、天神・博多駅・薬院駅などからの通学臨時バス用の方向幕。

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12番には朝夕ラッシュ時に快速便も設定されていました。

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朝に1本だけ運行されていた早良高校の通学用12番。

 

記憶にある限りは、六本松始発で12番の経路で早良高校まで向かうもの、天神始発で油山観光道路経由で早良高校まで向かうものの2系統あったかと思います。

 

1コマの切れ幕をお譲りいただき事ができ、他の幕に切り継ぎして楽しませていただいています。

 

片江営業所を出発する桧原発着の12番。懐かしの58MC初期バージョンです。

福大前付近で離合する12番。本数が多い割に、福大前付近の道幅は狭くなっています。

福大薬学部付近を走る桧原行。福大前の道路工事の影響で、七隈四角へ迂回運行した時期がありました。

 

 

13番 油山線


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油山観光道路沿いの住宅密集地を南北に走る、一台幹線、油山線。シンプルな系統ですが、日中は毎時10本近く運行されるドル箱路線です。

 

六本松〜天神間は、福岡城内を通り抜けるため、ラッシュ時を中心に渋滞知らず! 

・・かつては井手止め(その後片江営業所へ回送)もあったのですが、流石に幕には入っていませんでした。

(左)大型車サイズの標準的な前幕です。

(右)都心向け終点は、天神・博多駅・吉塚営。

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▲90年代中盤までは、九大前行も設定されていました。

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▲やや古めの後ろ幕です。天神行はスッキリ標記。



大型車の前幕ですが、上でご紹介したものと表記違い。


「珍品」の13番横幕です。

(左)深夜バスと言えば、全面黄色ですが、塗り分けが大きく異なり、白ベースとなっています。このようなタイプは他に見たことがありません。経由地に「油山団地口」が入ります。

(下)経由地表記は「美術館東口」のみ書かれることが多いですが、城内まで書かれてます。

 

春の城内を走る13番。

おたふく駐車場付近を走る13番。

片江営業所を出発する13番。

 

 

 14番 茶山線


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茶山線のエースにして、西鉄バスの中でもなかなかのマンモス系統だった14番茶山線。

 

地下鉄七隈線の開業を受け、114番と140番にその座を譲りますが、朝ラッシュ時のみ細々と残っており、その時点での方向幕です。

 

早良営業所所属では、飯倉・早良妙見口・早良営業所など多方面に路線が伸びていました。

▲早良持ちの14番の方向幕はこちら(方向幕ブルー編・早良)をご参照ください。

 

 

 18番 茶博線


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 幕はブルーですが、片江営業所担当であることからこちらのページでご紹介させてください。

 

地下鉄七隈線開業までは、城南線経由のサブ幹線として毎時4〜5本が運行されていた18番

路線の大部分が地下鉄七隈線と並行していたことから、地下鉄開業後まもなく路線廃止となりました。 

 

(左)朝夕にあった18快速。下り便の各停表示が独特です。

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18番ですが、地下鉄開業前後に、博多駅〜吉塚営業所の路線延伸が行われました。

 

大々的に宣伝されましたが、渋滞による遅延の悪化などが目立ったようで、間もなく消滅の道を歩むことになります。

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片江営業所を出発する博多駅行。

福大病院止めの18番。

旧長野町付近を走る、朝の快速便。

 

 

 50番 皿山〜博多駅線


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博多ふ頭〜薬院〜高宮通り〜野間〜皿山を辿る系統で、51番との兄弟路線です。

2003年に後述の67-1番の代替として登場。新設からしばらくは、運用の多くがオールドカーでしか。博多駅〜野間四角の直通系統では、一番時間のかかる系統です。

(左)中央埠頭直通便があるため、幕はじつはバリエーションに溢れています。運行中に方向幕が切り替わります。  

(右)中型車サイズの前幕です。

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福岡市内で韓国人利用者の多い中央埠頭行について、2006年頃からは、先の天神系統だけでなく博多駅系統でもハングルが併記され始めます。

 

開設からさほど時間がたっていなかった50番もご多分に漏れず、ハングル表記が切りつがれることになります。

 

B−I顔の、1985年式の58MC古参車もハングルを付けて走っていました。

 

博多駅を走る50番桧原行。

桧原営業所発着所を出発する50番。

幕時代、たまに96MC車が運用に入っていました

 

 

 51番 皿山線


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52番の兄弟分。

皿山地区のサブ幹線、51番 

 

県庁〜天神〜高宮通り〜野間〜皿山〜桧原・柏原を結ぶ系統です。52番・151番・152番と並ぶ、野間方面の主要系統の一つです。

 

(左)90年代半ばまでは、月見町まで直通運行していました。オレンジカラーの地区から出発するブラウンカラーの月見町。大変にシブかったです。

その後、1番の月見町延長に伴い吉塚営業所まで運行区間を短縮され、姿を消しました。 

 

 

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(左)郊外側の終点用に、桧原と柏原の2種類が用意されています。桧原と柏原の2種類の終点しかないのですが、下の実車画像の通り、終点の標記方法が無数に存在しました。

 

(中)天神方面からの九大病院アクセスの役目を持つ九大病院行きの51番。90年代半ばに延伸されました。

路線開設当初は「九大前」行のとの誤乗が相次ぎ、分岐前の県庁九大病院前バス停では、運転士の方が乗客に幾度も目的地を確認する光景が見られました。

 

柏原付近を走る九大病院行。

野間四つ角を走る柏原行。柏原は青文字です。

その横幕。柏原営業所の記載はありません・・。

2004年頃でしょうか?「かし」とルビを振った幕を搭載した車が、少数走っていました。

上とは行先経由は同じ便ですが、表記が違います。

さらに別バージョンの前幕。

 

 

 52番 長住線


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長住地区のサブ幹線、52番。

上でご紹介した51番の、長住から先の経路が異なりますが、終点は同じく桧原・柏原となります。

 

パターンダイヤ化が進んだ今では、結構シンプルな運行系統に落ち着いてしまいました。

 

(左)スタンダートな大型前幕です。柏原営業所行は、以前はそこそこありましたが今では極小本数です。

(右)中型車サイズの前幕、表記が異なります。

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(左)今では朝ラッシュ時だけに残る高宮駅止め。2018年にロータリーが整備された西口では無く、東口の狭い通りを1周して折り返していました。

その下は深夜バス52番。文字の印刷位置が若干下にずれており、英文字が省略されています・・。

52番には途中2バス停区間を北側に逸れる寺塚経由も運行されています。

 

(下)中型車の前幕。深夜バスのコマ、ずれることなくきちんと印刷されています。

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博多営業所持ちの52番です。1990年代前半だったでしょうか、博多営業所は様々な系統に担当路線を持っていました。

 

(左)90年代中ばに松本池付近の道路が開通する前の幕のため、52番でも自動車免許試験場経由です。

天神止めの下には【ショッパーズ】の文字。今ではイオンに統合されてしまった、「天神北(ショッパーズダイエー)」を終点する幕です。

(下)中型車用の幕です。

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同じく博多営業所持ちの、更に古め(90年代前半?)の幕です。どうしても欲しく、他の幕と交換にてお譲り頂いた幕です。

 

(左)月見町行と貝塚行が残っていますが、どちらも廃止時期が特定できません(1994年以前?)。

月見町は、その後51番だけの運行となった後、都心系統に組み込まれ1番→今では土井持ちとなっています。

貝塚駅行、85番や流通センター系統もなくなり、今では25番だけが残っています。

(右)52番の免許試験場経由の柏原系統です。

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明治通りを走る吉塚行。

19代もよく走っていました。

19代以外の幕車52番の写真がありません・・。

 

 

 53番快速    長住(快速)線


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今では151・152系統がメジャーとなり、その前身に153急行が1992年に運行を開始しましたが、そのさらに前身となる、長住・皿山・野間からの天神行き系統です。

 

皿山・長住両系統が存在しましたが、1992年の急行153番新設時に皿山経由だけが朝ラッシュ時に残され、1997年頃の153番→151・152番の系統新設・大増発の前後に消滅したようです。

 

・・探し求めていたこの幕。まさか博多営業所の幕から出てくるとは思いませんでした。交換にて頂戴しています。

 

(上)桧原・柏原行は、長住経由・皿山経由共通の幕になっています。

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 区1 皿山〜大橋線


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皿山地区と、南区役所・大橋駅を結ぶ区1番。

日中を中心に毎時1本程度が運行されています。

 

行き先が、桧原営業所→柏原営業所に変更された当時の幕らしく、上から「紙」で行き先が修正されています。

 

野間四角で客扱い中の区1番。

 

 

 

 

 

 

 54番・59番  小 笹 線


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中央x南部の住宅街小笹と、天神を結ぶ複数の系統のうち、山荘通りを経由していた歴史ある54番と、後に54番に代わり役割を担う事になった59番・59番快速の幕です。

 

54番:博多駅〜昭和通〜天神〜法務局〜赤坂門〜山荘通り〜小笹方面へ向かっていた歴史ある系統です。

小笹から先は、そのまま南へ長尾経由で桧原・柏原営業所へ向かう系統と、少数ながら西へ油山観光道路〜油山団地〜片江営業所へと向かう便がありました。

下に述べるように、59番に役目を譲り、片江便のみに系統縮小、その後54-1タワー系統として大きく生まれ変わり現存しています。

(左・下)標準的な54番の方向幕

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(右)54番の横幕です。オレンジ色の系統では、唯一の昭和通経由でした。

 

(下)90年代後半だったでしょうか。54番の系統が縮小され片江〜天神のみになり、昭和通経由から明治通り経由に変更された際の切り継ぎ幕です。(一番上の片江行は、昭和通経由の改正前のもの)

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59番:54番の兄弟分として登場し、その座を一気に奪った系統です。54番とは都心部の経路が異なっており、〜薬院駅〜渡辺通〜天神〜の経路で運行されます。

各停便より、快速の方がメジャーです。

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各停便の幕です。

大型車用の幕(左)と、58MC初期大型車用の幕(右)で表記が異なります。

 

明治通り経由になった末期の54番。

薬院大通を走る59快速。

各停便の59番。

 

 

 56番・57番  小笹線


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博多駅〜天神〜動物園(56)・桜坂(57)〜小笹〜桧原・柏原を結ぶ兄弟系統です。
両方を合わせて日中でも10分間隔、朝ラッシュ時などには快速便も合わせて多頻度運行されます。

 

(左)標準的な幕。動物園行は象マークです。

(下)58MC初期の幅狭用。少々詰まった感じです。

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▼朝ラッシュ時の快速幕です。動物園は通過!

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▼こちらは柏原営業所の幕。

柏原の幕は動物園も象マークでは無く、系統番号です。朝ラッシュ時の小笹団地東門折返便の幕も搭載。

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57番は動物園を経由せず、桜坂経由。表記は56番とほぼ同じです。

 

天神協和ビル前で客扱い中の56番桧原行。

博多駅三井ビル前に到着した56番。

切れ写真ですが。18代元青バスの58番運用。

呉服町交差点を走る朝ラッシュ時の快速便。

快速の後幕、2543号車。上段2段書きの仕様です。

ゾウマーク幕。片江の車にも搭載されていました。

 

 

 58番  小笹線


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博多駅〜城南線〜動物園〜小笹〜桧原を結ぶ58番。天神経由の56番、57番との兄弟路線です。

桧原営業所に搭載される標準的な前幕です。

動物園行は「ゾウマーク」!

西鉄バスファンならご存知だろう、有名なイラスト幕です。

 

(下)脇山営の幕。58番の動物園発着を担当。

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(左)かつて存在した、博多担当の58番の幕です。

表記がシンプルです。上の『象さん』&『0系新幹線』は、動物園〜博多駅区間便用の幕です。

・・なお、この0系新幹線、よく見ると「2枚扉」です。

 

(下)博多の中型用幕です。表記がシンプルです。

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桧原営業所の大型前幕ですが、表記違いです。

 

58番の2台並び。右のものと表記が異なります。

おたふく駐車場で待機中の58番。

浄水通りを走る58番博多駅行。

 

 

  60番  桧原循環線


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▲快速系統は福大をショートカットして、北片江・堤経由していました。

今の12番と61番をつなぎ合わせたようなコースで、桧原〜片江・福大病院〜福大前〜天神〜渡辺通〜野間〜中尾〜がんセンター・桧原・片江の経路で循環運行していた60番の幕です。

 

定時性の無さの所以か?2000年に突然の廃止となりました。廃止時点でも、内回り・外回り共に15分間隔で運行される、まとまった本数の系統でした。

この系統の廃止による代替は、下記の通り行われました。

 

*福大病院・福大前〜片江営業所〜桧原

 →61番を延伸(福大病院・片江発着の新設)

 →12番を延伸(桧原発着の新設)

 

*桧原・屋形原・ガンセンター〜野間〜天神

 →61番へ置き換え・増便

 (ガンセンター発着の新設)

 

*野間〜天神〜赤坂門方面

 →61番を延伸(西公園発着の新設)

 

*天神〜赤坂門〜福大前〜片江営業所

 →12番へ置き換え・増便

(快速便の堤〜北片江〜田島間と、朝の高宮通り経由天神行きは特に代替なし。他系統でカバー) 

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桧原営業所の大型前幕です。
個人的に非常に馴染みのある幕。六本松や天神信金前で団子になりながら走っていた頃を懐かしく感じます。。





▲北片江経由の快速便の上下幕。福大方面に行きません。

▲快速上り便の天神経由がんセンター終点便の幕。

▲一番下は、朝1本だけ走っていた高宮通経由の60番。

▲(内回り)桧原営行の横幕です。

▲(内回り)片江営行は、12番と同じような表記です。

▲(外回り)桧原営行きです。途中で幕をチェンジ!

(左)90年代前半は、九州がんセンターまで行かず、福商高校止めの便がありました。
横幕のローマ字は詰めて書くものですが、これは珍しく2行になっているパターンです。

※福商高校=現在の福翔高校。

▲高宮通経由の横幕です。

(左)60快速の横幕です。
種別表記が付くと、格好良く見えますね。。


 
▲この上で切り継ぎ・・ということは、快速60福商高校がこの上に隠れていたのでしょうか涙

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循環線らしく、途中で幕を切り替えるため、幕の量もかなりのコマが用意されていました。

 

  

(左)引き続き外回り便の幕です。中尾下の原止の他、わずかな本数が設定されていた福商高校止のコマもあります。

 

(右)左との違いは、天神までが快速運用であること。天神から先、中尾・福商高校までは、どちらも同じデザインになっています。

(左)内回りの幕です。

桧原行と片江行が運行されていました。

 

(右)

桧原行の内回り快速便や、朝1本だけ運行されていたがんセンター→高宮通り→天神行の60番のコマが残っています。

 

神田町一丁目を走る60番福大病院行き。

 

 

 

 

 

 

 65番 長住〜博多駅線


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2000年代半ばの新設系統、67番の兄弟分、65番。

経路は百年橋通り経由と比較して大回りですが、日赤通りの拡幅により、特に下り便では67番よりも若干早いように感じます。

 

都心の既存の経路ながら、既存路線との誤乗を防ぐためでしょうか?銘一杯の経由地が書かれています。特に下り、←の柄の部分がほとんど見えない!

非常にシンプルな系統で、幕もこの2つだけです。
中型車サイズの前幕。


大型車サイズの前幕。
文字の詰め込み具合は、中型サイズよりは若干緩和されます。

65番の切り継ぎ位置には数パターンあり、これは67-1番を潰しています。

 

春の野間大池付近を走る博多駅行。

博多駅前を走る桧原行。

横幕です。

 

 

 65ー1番 小笹〜天神線


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69番の天神発着バージョン、65-1番。
当時の路線図によると那の川からは渡辺通を経由し天神終点となります。
末期の平成7年当時で朝夕のみ数本が運行されていたようですが・・全く見たことがありません。

 

よくこの幕が残っていたなと感心させられました。

 

(左)大型車寸法

(左下)中型車&58MC初期車寸法

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(左)上の幕の経由地違いバージョンです。

経由地の「渡辺通」表記。違和感を覚えます。

下でご紹介する69番の表記違いバージョンと同じ幕に入っていたコマですが、少々イレギュラーな表記が目立ちます。

 

 67番・67−1番 長住(皿山)〜博多駅線


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博多駅から天神を経由せず、百年橋通り経由で野間・長住方面へ向かう67番。

長住6丁目から先は、松本池経由でショートカットする52番や152番と違い、自動車免許試験場経由の大回りとなります。

 

(左)標準的な67番の大型車前幕です。

(下)中型サイズの幕。ローマ字表記付きです。

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(右)67番の兄弟分、皿山経由で長住地区をショートカットしていた67−1番。

 末期は1日3往復という半端な本数が残っていましたが、2003年の50番新設に伴い姿を消しました。

(右)大型車の前幕で、桧原・柏原行きにもローマ字が入った表記違いバージョンです。

 

自動車免許試験場付近を走る博多駅行。

旧博多駅C・D乗り場で待機中の柏原行。

86代元青バスの67-1番。

 

 

  69番・69−1番 筑肥線代替バス


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旧筑肥線代替(博多〜小笹〜姪浜)ながら、派生系統の桧原行きがメインになってしまった69番。

藤崎行きは、数年前に69−1番と枝番にまでなってしまいました。


(左)桧原営業所の幕。藤崎行が改番される前のオーソドックスな幕です。

(下)博多営業所の幕。桧原バージョンと比較すると、経由が「百年橋」となり「通り」が抜けています。

この『百年橋』と書いた幕、他系統でも見かけた記憶がありません・

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(左)藤崎行が改番される前のオーソドックスな幕です。博多営業所所属のバスの幕ですが、同営業所の幕は、他の営業所と比較しても若干量が少ない用に思います。

 

(中)9-1番となった後の横幕です。交換でお譲り頂きました。

 

83代元青バス運用の69番。シートカバーが健在の時代です。

博多持ちの69番。日野・いすゞばかりの桧原に顔を出す貴重なふそうです。

枝番化された後の69-1番。

上の写真と同じく、元青バスの69番。後方にも69番が待機中です。博多駅前旧乗り場にて撮影。

上と同じく博多の3065号車ですが、幕の経由地表記が異なっています。差し替えられたのでしょうか?

69-1番の横幕です。

 

 95番 茶山線


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 片江〜福大病院〜茶山〜西新〜福岡タワーを結ぶ、天神を経由しない90番代の系統。

以前は藤崎行でしたが、タワー周辺の開発が進み行き先が変更されました。

 

本数もさほど多くないことからシンプルな幕構成です。

 

VI前の58MC初期車。藤崎で待機中です。

福大病院に到着した95番。

幕回し中の一コマ。初めて見た時は驚きました。

 

 

  96番・区96番 長住〜藤崎線


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桧原・長住から六本松経由で西新・藤崎へと向かう路線です。

福岡市内では貴重な、博多駅も天神も経由しない路線です。毎時1本程度ながら、そこそこの固定客がみられる系統です。

 

(左)以前は長住六丁目止めや、城南区役所経由の区96番(片道のみ)がありました。区96番は六本松を経由しません。

(下)桧原〜藤崎間のみに整理された後に製作された幕。経由地から六本松が無くなりました。

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 (右)上のパターンの大型車バージョンです。

 

 

  113番 油山急行線


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博多駅〜国体道路〜天神〜六本松〜桧原・片江を

結ぶ準幹線ともいえる本数を持つ路線です。

 

開設時は全て「急行」だった名残でしょうか?

ピーク時以外は各駅停車の油山急行線です。

 

幻の「大井町・エレデ寿屋」搭載の幕には

流石に当たりませんでした。

 

朝113番で博多駅に出て、

昼間は306でタワー往復、

夕方に113番で営業所に帰るという

「出稼ぎ運用」があったせいか、

113の中間に306番が搭載されています。

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▲大型前幕です。

 

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▲中型サイズの前幕です。

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▲急行系統の横幕です。

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▲各駅停車系統の横幕です。


【幻のブラウン エレデ寿屋行き113番】

西鉄バス方向幕の中には、実際に運行されず、
コマだけ用意されていたものもありますが、
その最たるものが、113番エレデ寿屋行き。

寿屋は、熊本県に本部を置く地場大手のスーパー
でしたが(発祥は大分県)、博多区呉服町に百貨店、
『エレデ寿屋』を出店していました。
しかし建物の建て替えに伴い1999年に閉店。
経営不振に陥っていた寿屋は、呉服町に代わる、
福岡地区の基幹店として2001年にオープンしたのが、
本路線の終点となる『エレデ寿屋空港店』でした。

このエレデまで、西鉄バスの路線延伸が計画され、
113番が乗り入れるべく、路線教習・方向幕が作られ、
ダイヤ改正を待つのみの段階で、寿屋が経営破綻。
空港店も1年と経たず閉店となり、
113番の路線計画は幻に消えました。

個人的に非常に思い入れの深い幕でしたが、
有り難くお譲りいただくことができました。。


(左)各停便の桧原・片江方面。経由地に「博多駅」が
入っていたことに気付いたことが、この路線を知った
きっかけでした。。

(右)急行便も、『急行』の位置が他の幕と異なり、
縦書きです。

 

博多駅に到着した朝の急行便。

デビュー間もない頃の12代による急行便。

青バス時代の113番。各停便になった頃です。

 

 

 114番 茶山線


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90年代中盤の新設と、国体道路経由の100番台の中では、最も若い114番。片江と早良の担当です。

▲早良営業所担当の114番幕はこちら(方向幕ブルー編・早良)をご参照ください。

 

14番や140番の兄弟分として、14番亡きあとは茶山系統の長男格として、運行されています。

 

メインは片江営業所or早良営業所〜福大病院〜博多駅〜山王一丁目。

開設直後には急行系統が上下共に運行されていました。

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こちらは山王一丁目系統のコマ。

片江から緑色の系統カラーで走る異色の存在でした。

 

下り便の方向幕ですが、山王発と博多駅発でちゃんと作り分けされています。

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夕方下りの114番急行。

国体道路を走る片江担当の博多駅行。

博多駅交通センターを出発した片江行。

 

 

  140番 茶山線


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地下鉄七隈線の対向路線として新設された140番。

路線新設時には片江営業所で小さなセレモニーまで行われました。

 

運行開始当初は、市内各営業所からバスをかき集め、片江〜吉塚営業所のみの運行でしたが、後に14番を縮小した代替として、金山団地や城南区役所経由便、博多駅行などが新設されます。

 

(左)140番の基本となる、吉塚営業所・片江営業所・博多駅のコマです。

 

(下)福大病院折り返し場が無くなった頃の路線新設ですが、福大病院止めの幕も用意されていました。

金山団地も現在のようにループしておらず、団地終点しか設定されていませんでした。

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140番のバラエティ豊かな支線です。

 

(左)短期間しか運行されなかった、140深夜バス

14番の大幅減便の際に、14深夜の代替として開設されたが、繁華街に近い国体道路を経由しなかったのが災いしたのか、すぐに14番深夜に戻されてしまいました。

 

城南区役所経由の吉塚〜金山団地。別府2丁目を通るか、その100m北側の城南区役所を経由するか否かの違いですが、14番の城南区役所経由廃止の代替に路線権維持のような本数が残っていました、

 

(右)上り最終に存在した、福大前経由の140番

14番の時代から走る、福大前を23時30分に出発する大学発都心向け最終です。折返しは深夜バスで片江に戻ります。幾度とお世話になりました。。

 

博多駅を出発した140番。

片江営業所の幕車の全滅寸前の時期の1枚。

片江営業所を出発する博多駅行。

 

 

   151番・152番  野間急行線


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天神から南方向、野間・皿山・長住・桧原などの一大住宅街を結ぶ急行路線。皿山経由が151番。長住経由が152番です。

歴史はそう古くなく、92年の急行153番新設→90年代中盤に皿山経由新設と増便の上151番・152番番へ系統分割。近年増便繰り返したヒット路線です。 

*皿山経由151番。

毎時3〜4本程度運行されます。

左・・幅狭幕サイズ&ローマ字表記の古めタイプ。

右・・大型車サイズ&ローマ字無しの新しいタイプ。

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天神から先、都市高速経由で福岡タワーまで運行される便もあります。

なお、清水町から先は急行運転ということもあり、天神&ドーム渋滞に巻き込まれない時間帯は非常に快適です。

 

(左)ローマ字表記無しのタワー行のタイプには、急行表記が付け加えられています。

(下)ローマ字入りタイプ

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(左)天神止と、折返しの柏原営業所行。

 

(右)天神経由中央ふ頭行と、折り返しの柏原営業所行。

柏原営業所行は表記方法が無数に存在しますが、151番も他言にもれず数パターンがあるようです。

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こちらはタワー系統。

 

(左)福岡タワー→天神経由→桧原営業所系統。

都市高速に上がるまでは上の天神をメインにした幕で運行し、途中で幕を変えていました。

 

(下)桧原営業所→天神経由→福岡タワー系統。

青色+急行+福岡タワーと色とりどりです。

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*長住経由152番。

こちらも毎時3〜4本程度の運行です。

長住6丁目止めと、桧原営業所行が混在しています。

 

(左)下り便の幕。天神はローマ字無しのパターン。

(下)上り便の幕。急行が誇らしげです。

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(左)天神止の幕と、桧原行の幕。

 自動車免許試験場経由の151番等と区別する為に、松本池が経由地表記に入っています。

 

(右)こちらはマリンメッセ行とその折り返し。

 桧原行のコマは左のものと同一に見えます。。

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(左)福岡タワーからの長住6丁目行。

 長住6丁目は、長住営業所跡に建設された西鉄ストアの搬入口の方を用いてひっそり折返し待機が行われていました。

 

(右)こちらは福岡タワー行の幕。

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2004年11月より、天神〜中央埠頭間の系統はでハングル表記の幕に切り替えられます。

 

天神からは、中央ふ頭行独自の系統番号「80番」へ切り替わり運行されます。

渡辺通1丁目出発時点で、この80番の幕へ切り替えられるのですが、渡辺通一丁目→天神間は急行運転にもかかわらず、幕は各停の80番・・。

 

(右)中央ふ頭出発時点での幕です。天神を強調したものです。

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(左)中央ふ頭出発時の幕。天神をとにかく強調しています。

(下)ハングル表記になる以前のマリンメッセ急行。

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福岡タワー南口を出発する151番桧原行。

元青バス86代は、前身の153急行専用車でした。

いすゞV8。高出力&新製車の多い路線です。

89代の152急行。96年年式以前の車は、青バスを除きあまり運用に入る機会がありませんでした。

新製間もない1427。まだピカピカです。

(おまけ)西鉄のLED車第一号7406は野間急行に投入されました。現行とは表示が異なりました。

 

 

 そ の 他 の 幕


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茶山経由福大急行

 

 

エコルライナー開設前後の、朝の福大方面行きに2本が存在した、18番の福大急行。六本松〜七隈四角間はノンストップ!

 

エコルライナーよりも道路状況の良い茶山経由であったため、博多駅〜七隈四角間を20分代で走り抜けることがありました!認知度が低く、加えて通学時間には少し早めの時間帯の運行だったため、あまり乗客も多くありませんでした。

そう長くない期間で、系統消滅となってしまいました。

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福大直行

西日本最大級のマンモス大学の通学の足は、西鉄バスしかありませんでした。地下鉄開業までは、毎朝大量の臨時便が都心部から運行されていました。その専用幕です。

この幕の搭載はありませんでしたが、片江以外にも、桧原・柏原・早良・那珂川などから、朝の臨時バスが動員されていました。

余談ながら、需要の変動に応じて、フレキシブルに本数が変わる臨時便です。4月の入学直後は、各営業所からフル動員!5月のGW明けから、徐々に本数が減り始め・・7月半ばの試験前から、また本数が増加。

福大生の行動パターンを熟知した上での本数設定でした。

・・その臨時も、地下鉄開業後の今では、ほとんど運行されなくなってしまいました。

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夏休み臨時 桧原〜海の中道サンシャインプール

 

 

他の方向幕紹介のページでもご紹介していますが、90年代半ばには福岡市内から天神経由で海の中道サンシャインプールまでの臨時バスが運行されていました。

 

朝、各系統の臨時便扱いの海の中道直通便が走り、日中は海の中道〜天神間をピストン、夕方にやはり臨時便扱いで海の中道→天神→各方面の直通便が運航されていました。

 

桧原営業所の前幕です。

長住六丁目・野間・渡辺通経由で天神へ。そののちは昭和通経由で呉服町ランプから都市高速に乗っていました。

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柏原営業所の横幕です。

 

柏原発着のサンシャインプール便の記憶がないのですが、桧原発着と合わせて存在していたのでしょうか?

 

(左)経由地が非常に多く、「←」が省略されている珍しい表記パターンです。北九州市内の長距離系統では見られましたが、福岡市内では極めて珍しいように思います。

 

(右)経由地を同じく、終点が桧原or柏原です。

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こちらは桧原営業所の横幕です。

 

柏原営業所の横幕と異なり、こちらはちゃんと←入りです。

 

南区のバス停で見る「海ノ中道海浜公園」の行先は、子供心にあまりにも衝撃的でした。

 

 

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(左)毎度おなじみ、朝ラッシュ時の博多駅→泰星高校→博多駅ループ。戻りは新幹線マークです。

 

 

(下)区間便用でしょうか。柏原の横幕には、桧原・柏原単体のコマも入っていました。

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桧原営業所〜柏原営業所の区間便用の幕。
花畑園芸公園経由で、54番を名乗るパターンの幕もあります。

 

地下鉄開業前には平日はよく目にした福大直行!

直行と言いながらも、六本松や薬院駅に止まっていました(笑)。

114番が国際線直通だった頃には、新幹線マークの六本松方面行の幕で走る国際線発便がありました。

 

 

 内    幕


桧原と柏原の内幕を頂戴しましたので、ご紹介いたします。

 

●13番 一見普通の13番ですが、「城内・美術館東口」の経由地表記。内幕ではわざわざこのように標記していたのでしょうか。

 

 

●113番急行 朝夕ラッシュ時運行となった後の幕ですが、「渡辺通4丁目」の標記が・・。

現在の天神1丁目。天神北や天神南と同じく、天神地区のバス停名が改称(1996年〜1999年の間?)される前の幕のようです。

●区96番 藤崎行きのみ存在した96番の城南区役所経由です。 

●53番快速 青字の快速が映える1本です。

ちゃんと皿山経由と長住経由で作り分けがなされています。

   

●52番 月見町・貝塚駅

上でもご紹介した貴重な行先です。

 

 

●52番 寺塚経由桧原・柏原

現在とは異なり、自動車免許試験場経由です。

●57番の小笹団地止め

 

●54番快速

以前は小笹地区の主要系統だった54番。朝には快速も運行されていました。

左と中央で、作られた時期が異なり、表記に特徴が出ています。

 

●54番 桧原・柏原行き
昭和通経由で運行されていた当時の内幕です。

●無番 桧原営業所〜柏原営業所

近年復活した大城戸経由ではなく、花畑園芸公園経由です。一時期は54番を名乗っていました。

 

 

●臨時 海ノ中道サンシャインプール

都市高速の表記方法が古めな、夏休みのプール臨時です。

 

 

サイト内関連ページ


●西鉄バス方向幕資料集 グリーンA編(那珂川)

●西鉄バス方向幕資料集 ブルーB編(早良・脇山)

●西鉄バス方向幕資料集 北九州オレンジ編

●西鉄バス写真集 急行700番運行初日