TOP > 西鉄バス方向幕&幕車特集! > 北九州オレンジ(戸畑)編


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北九州では戸畑地区のカラーとなる「オレンジ」。

肝心の戸畑営業所の方向幕がほとんど販売されず、一時は収集を絶望していました(笑)

 

鮮やかなキタキュウシュウオレンジ編。戸畑はもちろん、戸畑地区を経由する各営業所の方向幕を集めてみました。

 

   1番・2番  戸畑循環線


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戸畑駅周辺を起点に、半径3キロほどの区間を循環する系統です。

毎時1本程度の本数ですが、北九州ではお馴染みの光景「丘の上の住宅地」を丁寧に結ぶため、比較的乗車率は多いように見受けられます。

2000年過ぎ、新たに戸畑駅南側の高峰地区へ路線が延伸されました。

 

内回りは1番、外回りは2番です。

なお、高峰地区延伸の際に「高峰二丁目」がシール貼りされた模様ですが、粘着ノリがはみ出して、他のあらぬ部分の幕同士が接着され、中央が結構派手に破れていました(泣)

   5番  蜷田〜戸畑線


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戸畑から小倉都心を経由し、小倉南区役所・蜷田方面へと向かう5番です。蜷田(旧湯川)営業所と戸畑営業所が担当していましたが、幕販売会ではなぜか自分だけ当たらず!

2011年1月、冬将軍のチャチャタウン販売会でようやく手にすることが出来ました。

 

(左)小倉南区よりの幕です。黄色も入るのでイエロー編に・・と迷いました。

(中)戸畑方面の幕です。戸畑駅行きのみ戸畑区役所表記が入ります。

(右)戸畑持ちの後幕です。戸畑駅止めができる前の幕でしょうか?

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(左)戸畑営業所持ちの少し古めの幕です。古めな幕の見分け方は、青葉車庫行きの表記方法。上とは異なり、シンプルです。

(右)戸畑駅止めが出来た際に切り接がれたと思われる部分です。このタイミングで青葉車庫行きの表記も切り替わったのでしょうか??

  25番    井堀線


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戸畑と小倉都心を結ぶ複数の経路のうち、三萩野・一枝経由と比較的南側を経由する25番。

一枝地区の学校輸送を引き受けるため、学校の休み期間中のみダイヤ改正が行われ、若干の減便が行われます。

 

(左)標準的なものです。結構な本数が運行されています。

(右)区間便の幕です。小倉都心からの下到津ループも入っていました。

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(右)ハンペンと思われるさいずの幕です。

 

25番が湯川地区まで運行していた頃の幕です。

この25番、明和町〜三萩野にかけての区間や、小倉駅〜下到津までの区間など、他系統に比べて随分と大回りしますね。

    26番  井堀〜若松線


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25番の若松駅行きバージョン26番。

恥ずかしながら、幕を見て初めて存在を教えていただきました。

 

浅野営業所の少し古めの幕で発見。

参照させていただいている時刻表資料によると、一日数本が運行されていたようです。

    旧27番 七条線


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方向幕を見て初めて存在を知り、詳しい方に教えていただきました。

 

現在の7番のルーツとも言える、27番。

一日数本が運行されていたようです。

 

・・浅野幕に入っていましたが、最初は気付かずに現在の27番(厚生年金会館経由)と思いこんでいました。

  50番 戸畑〜遊園前線


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西鉄北九州市内線(路面電車)の枝光〜戸畑廃止の代替バスの一つ、50番。戸畑と到津地区をL字に結びます。

路面電車代替バスの中では比較的早期に姿を消し、現存しません。

 

(左)砂津〜戸畑の50番。お詳しい方より、50番廃止直前の一時期のみ存在していたとのお話を伺いました。

カラーの50番が入っていたので、思わず目を疑いました。

(中)オーソドックスな50番。遊園前止めの表記が懐かしいです。

(右)末期、遊園前から上到津に変更になった際のものです。主要な経由地を示す赤字のバス停が、(中)と比べて微妙に変化しているのが興味深いです。

 

   55番 黒崎〜戸畑線


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50番と同じく、枝光〜戸畑間の路面電車代替系統55番。

戸畑と八幡・黒崎を逆L字に結びます。

 

西黒崎バスセンターの表記があることから、黒崎〜砂津間の路面電車が廃止された1992年以降の幕のようです。

 

こちらも現在は廃止されています。

  90番 黒崎・戸畑〜小倉線


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北九州スカイブルー編でもご紹介した、門司から小倉・戸畑を結ぶ90番。コチラの90番は、小倉から戸畑・黒崎方面へ向かう90番です。

 

90番台が70番台に変わるなどされた、北九州地区の番号大改変までは、90番は北九州市内の至る所でみることができました。

 

(左)小倉〜戸畑〜黒崎を結ぶ90番。黒崎の下の空白には、西黒崎バスセンターの表記がありましたが、バス停廃止時に消されてしまいました。

 

(右)八幡駅止めの90番に、小嶺行き、一時期存在したと教えていただいた若葉一丁目行きの90番です。(切れていない幕を入手しましたので、画像を差し替えました)

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(左)横幕です。今はなき「バス専用道」の表記がよいですね。

 

(中)少し古めの幕。バス専用道が2段書きです。

 

(右)少数が存在した小倉方面からの中央町ループ。申し訳程度に書かれた「製鉄病院」。新しめの切り接ぎ幕です。

 

 

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上でもご紹介した少し古めの90番の続きです。

 

(左)そういえば、戸畑からの砂津行きは、上のモノと比較してもまるっきり同じモノ。同じ幕に、同じコマが違う場所に2コマ入っていたようです。

 

(右)西黒崎バスターミナル終点時代の黒崎行き。

バスターミナルというと豪華に聞こえますが、3号線沿いの折り返し場に屋根付きバス停がありました。

 

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(左)小嶺営業所の幕ですが、戸畑渡場〜小倉砂津間の区間便の幕が切り接がれていました。

バス専用道では無くなり、市道となった後の幕ですので、シンプルです。また小倉地区の系統番号が一斉に整理され、戸畑〜門司方面の90番台が70番に変更されました。

・・この時期から北九州の系統番号にサッパリついて行けなくなりました(笑)

 

(右)リンク先のサイトでも仮説が立てられていますが、90番と98番には、全く同じく間を走るにもかかわらず「オレンジ」と「グリーン」それぞれの系統色が存在します。

 

写真は緑色の90番。オレンジを見慣れているせいか、不自然に関してしまいます。

 

  90B番 黒崎・戸畑〜小倉線


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2000年の手前の時期まで存在していたという90番の派生系統、90B。

初代「西鉄バス」の本で、青バスがこの幕を表示している写真を見ることが出来ます。

 

B=Baba(馬場)の意味を最近教えていただきました・・。

 

馬場が強調される表記。

砂津発車時点でのコマの「馬場」少しアンバランスな印象もありますが、非常に独特です。

 99番  小倉(199)戸畑線


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JR線の北側の工場沿いを走る99番。

基本は朝夕ラッシュ時の運行です。

路線名こそ小倉と戸畑を結ぶようになっていますが、基本はその中間にある日明の中央卸売市場へ向かう便がほとんどです。

 

(左)幕時代では比較的末期に近いモノ。浅野営業所の幕ですが、卸売市場〜戸畑線のコマが登載されています。

 

(右)少し前の99番。大変シンプルです。

中央卸売市場のローマ字表記も、(左)の時代から比較すると、非常にシンプルです。

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(左)ハンペンのものではないかと思われる横幕。

経由地の199号線、前幕の横書きでは英数字ですが、縦書きではちゃんと漢数字になっています。

 

(右)八幡駅直通時代の99番。平成10年頃まではあったようですが、現在は廃止されています。

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浅野営業所の中型車、後幕です。

 

(左)比較的最近作られた物らしく、砂津行きが「チャチャタウン」表記になっていました。

 

(右)99番と12番が連続運行していた頃の幕です。

99番の小倉南区役所行きや、12番の中央卸売市場行きとなっています。

2000年前後に連続運行取りやめのお知らせに関する資料があるのですが、一体どれほどの期間走っていたのでしょうか?

 199番  小倉(都市高速)若松線


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戸畑から洞海湾を挟んだ若松区。

この若松区と小倉を都市高速経由で結んでいた系統です。

同区間を結ぶメインの手段は、北九州市営バス。一日数本の本数では敵わなかったのか、2007年の改正で廃止されました。

 

基本は若松駅発着でしたが、向洋中学校行き、グリーンパーク行き、そしてグリーンパーク休園日に終点が変更となる内平尻行きがありました。

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(左)(中)一時期、弥生が丘営業所が199番を担当していた時期があると教えていただきました。その頃の幕です。 

基本は上の199番(浅野営業所の幕)と変わりはありませんが、199番と続きで、貫急行線の幕が入っています。また経由地が小倉北ランプなのも、少し古めの199番幕の特徴な洋です。

 

(右)上の99番でご紹介した物と同じく、比較的最近のものなのか、「チャチャタウン(砂津)」の表現となっています。

 90急行 黒崎〜小倉急行線


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門司〜小倉・戸畑・若松間の90急行は、スカイブルー編でご紹介しましたが、

こちらは小倉〜戸畑経由〜黒崎の90急行です。

枝光線、戸畑線の路面電車代替系統の一つですが、比較的早期に廃止となってしまいました。

やはり全区間JR線が平行していたあたり、本数やスピードで負けていたのでしょうか?

 

これも西黒崎バスターミナルの表記から、黒崎〜砂津間の路面電車廃止後の幕であることが分かります。

 242急行  東大谷急行


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小倉中心部と、戸畑駅の南東側の丘陵に広がる住宅地「東大谷」とを、バス専用道経由で結んでいた急行系統です。

1985年頃に登場し、2000年前後に一旦消滅。そして2003年に期間限定で復活したものの、期間終了と共に消えてしまった242番。

末期は門司急行と同じくカラー幕で運行されていました。1時間半に1本程度と、「待たずに乗れる」地区で、中途半端な本数だったのが災いしたのでしょうか?

 

2011年秋のチャチャタウン幕販売会。残り物の中から発掘できた242急行の色幕入りの戸畑前幕!!

・・探し求めていた1本でした。

(右)90急行と連続6コマの色幕!・・度迫力です。

そ の 他


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北九州市立美術館と小倉都心部を結んでいた無番バス。

乗客減少なのか、いつのまにか廃止されていました。

どうも浅野の58MC初期の青バスが走っていたイメージが残っています・・。

 

到津遊園に、小倉駅前表記。

一昔前の表記が勢揃いです。

 

ローマ字表記の「BIJUTSUKAN」。無理やり感に、西鉄らしさが漂っています(笑)

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戸畑営業所の少し古めの臨時コマです。

シンプルですね・・。

 

 戸畑地区のオレンジカラー。

どうも他地区との直通運行が多いカラーで、本編意外にもオレンジカラーの幕がバラバラと点在するカタチでのご紹介となってしまいました。

(湯川方面と直通の20番台は「パープルカラー編」を、門司との直通系統は「スカイブルー編」を、それぞれ併せてご参照いただければと思います)

 

まだ幾つか持っていない系統がありますので、今後機会のある際に探してみたいです。

  

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