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福岡市中心部で活躍する各系統の方向幕です。

長距離路線にあるような華こそありませんが、試行錯誤を重ねた路線・系統、系統再編で一気に姿を消した系統などご紹介します。

 

 ●更新日 :2014年10月05日

 ●掲載地区:福岡市博多区、中央区、西区、城南区

 ●担 当 :博多・愛宕浜・吉塚・百道浜

      (廃所)西新・千代

 ●地域特性:都心部、ビジネス街、住宅街

 ●沿線要所:博多駅、天神、キャナルシティ、福岡タワー、ヤフードーム、のこのしま

 もくじ(ページ内にジャンプします)

▼1番 市内貫線(・旧市内貫線)

▼11番 昭代線 ▼88番 都心循環線
・月見町系統代替後(2000年頃〜) ▼15番 西新(城南)九大線 ▼福岡都心100円循環バス
・博多駅〜姪浜駅系統(野方方面系統分断後) ▼20番 西新(城南)九大線 ▼博多駅〜福岡空港国際線ターミナル線(初代)
▼3番・3−2番 星の原団地線   ▼25番 西新(城南)九大線 ▼博多駅〜福岡空港国際線ターミナル線(2代目)
▼6番 鳥飼循環線 ▼40番 板付団地線 ▼福岡空港内連絡バス(国内線〜国際線)
▼8番 むろみ団地〜西新線 ▼63番 南部循環線 ▼その他
▼9番 西新(城南)九大線 ▼68番 長浜線 ▼臨時幕

▼10番 西新(城南)九大線(路線分割前 〜2000年)

▼80番、84番、85番 福博循環線 ▼西工ハンペン 7710号車(愛宕浜)の幕
・路線分割後(2000年〜)    

 

 1番 市内貫線
「福岡市内路面電車代替系統」の系譜を持つエースナンバー『1番』。

行先番号のトップバッターにふさわしく、時代による運行区間の変遷はあるものの、東は月見町、西は三陽高校、北はのこ渡船場、南は板付七丁目と、市内広範囲をカバーするマンモス系統だった。

運行範囲の広さから、本ページ「中心部編(姪浜〜吉塚・月見町)」の他、「シーサイド編(能古渡船場系統)」「ブルーA編(壱岐管内)」に分割してご紹介する。

 

▼旧市内貫線

(九大前・吉塚〜天神〜明治通り〜西新〜姪浜)

(板付七丁目〜筑紫通〜博多駅〜天神〜大名二〜藤崎)

(←↑)吉塚営業所の79代日野大型車の前幕。吉塚営の古い幕には、吉塚方面→天神止めのコマが用意されている。

(←)区間便で存在した「博多駅→西新」のコマを持つ吉塚幕。西新を大書きするコマは姪浜からの区間便用?


西新パレス行き

 

 

(←←)90年代まで設定があった板付七丁目発着便。1番で唯一のグリーンカラーが目を惹く。
のこ渡船場発着系統とセットで、主に愛宕浜が担当したと記憶する。大名二丁目
行きは、現在の法務局前バス停付近にあった中央営業所で折り返していた。

 

(←)90年代に少数のみ設定があった『博多駅→藤崎』の区間便用のコマ。


 

▼月見町系統(2000〜2010)

 

地下鉄貝塚駅南側に位置する「月見町」は、それまで51番皿山線の柏原営業所発着の直通便がカバーしたが、2000年3月のダイヤ改正で、51番を吉塚営業所までに短縮する代わりに1番を月見町まで延伸すると同時に、それまでの箱崎駅経由系統の他、九大前経由系統も新設。月見町発着便は毎時3本程度にまで増便が図られた。

(←)1番唯一のブラウンカラーとなった月見町行き。

西鉄バスの月見町 九大前 (←←)月見町〜(箱崎駅or九大前)〜姪浜の運行系統で、姪浜始発便は運行途中で方向幕を変えた。

この姪浜出発時点のコマ(写真ではそれぞれ最も上のコマ)には、行き先番号カラーのバリエーションが存在し、基本は都心向けの色なし青文字だが、一部にブラウンカラーを採用したパターンがある。



(←←)本稿では左列は「九大前経由」、右列を「箱崎駅経由」のコマとしている。

(←)左一方の箱崎駅経由について、経由地の「箱崎駅」を消したバージョン、また消した後に「巴町」を手書きしたバリエーションがある。

2002年のJR鹿児島本線の高架工事完成に伴う箱崎駅の移転(北側へ)によるもので、箱崎駅バス停も移転し、1番が「箱崎駅の正面」に停車しなくなったことによるもの。

横幕では、姪浜出発時のコマ(一番上)の英文字標記に注目。最終目的地のTSUKIMICHOではなく、HAKOZAKI STATION、あるいはKYUSHU UNIV.と表記される。

 

余談だが、横幕では運行経路順に経由地が並べられるが、「明治通り」「天神」の並び順については、都心向け・郊外向け共に「天神」←「明治通」の順で標記されるものが大半のようだ。



▼博多駅〜姪浜駅南口系統

(野方方面系統分断後/2002年〜)

 

それまで福岡都心〜姪浜駅〜野方の直通系統でお馴染みだった1番市内幹線だったが、地下鉄空港線との並行区間長く、ついに2002年3月改正で都心直通を取りやめ、野方地区〜姪浜駅(〜一部便は地行浜の国立医療センター)、姪浜駅〜福岡都心に系統分断された。

その際に切り継がれたコマで、愛宕浜営業所と一部の壱岐営業所のバスに搭載されている。

▲明治通りを走る1番月見町行。

▲姪浜駅南口を出発する天神行き。8724号車。

▲東中洲を出発する1番。8103号車。1986年式の古い大型車も活躍していました。


 

 3番 星の原団地線

幹線系統『3番脇山線』の兄弟分で、経路途中の枝線「星の原団地」に向かう系統。路線開設の経緯から西新営業所とそれを引き継ぐ百道浜営業所が、方向幕時代は長らく担当していた。


(←←)メイン系統は、星の原団地〜西新・天神。上から3番目のコマは、天神→西新の区間便用。パターンダイヤが進む前に設定があった。短距離謎系統。


(←)3−2番は、朝ラッシュ時に運行される昭和通経由の便。荒戸で明治通りに入る右折渋滞を避け各駅停車ながら速達性が確保していた(2018年廃止)。

2002年の西新営業所→百道浜営業所移転によるタワー延伸字の幕も切り継ぎされいる。



側面幕です。

(←←)一番下の幕、稀にある「始発地から始まる経由幕」(なおLED化後の2012年改正で、早良営業所発着の星の原団地複乗の3番が登場)


(←)天神止の幕。3番はショッパーズ、3−2番はソニービル前と表記が異なっているが・・実際は同じバス停が終点だった記憶。。

▲福岡タワー発の星の原団地行き。

▲旧西新営業所を出発する3番。

▲朝ラッシュのみ運行される3−2番。


 

6番  鳥飼循環線

今では博多駅から鳥飼・西新経由で福岡タワーを結ぶ6番だが、方向幕時代は長らく西新から明治通り・天神経由で博多駅に戻る循環線だった。

これらの幕は2004年の循環運行廃止前の(西新〜明治通〜博多駅間の区間廃止で全便西新止めに)循環運行時代のもの。千代営業所の中型車や中型ロング車が活躍した。


(←←)大型車の前幕。90年代後半の千代営業所の幕は、

「○(漢数字)丁目」を、アラビア数字一文字で省略して表記される。

(↑)循環時代の西新→明治通り→博多駅のコマ。西新パレス前以降は3番と同じ経路。
6番の横幕。

(←←)上は内回り、西新→六本松→博多駅のコマ。下は外回り博多駅→六本松→西新方面のコマ。当時は西新方面行も「駅前3丁目経由」で運行される関係で、博多駅前バス停を始発にできず、博多駅交通センターから出発した。
祇園町経由との誤乗防止か、終点に隣接するバス停にも関わらず、駅前3丁目が明記される。

(←)左と右で微妙な表記差がある。上のコマの城南区役所は「赤文字」、下のコマには城南区役所の記載が無い。
(←)上のコマと同様に。城南区役所の文字色が、黒・赤のバリエーションがある。
日本語は六本松方面の趣旨で書かれるが、英文字はNISHIJIN行と表記される。

▲循環時代(内回り)の6番。

▲駅前4丁目を経由していなかった頃の6番。

▲西新止となった後、この一コマが追加されている


 

8番  むろみ団地〜西新線

2000年3月の城南線経由10番の路線大再編で生まれた系統で、開設当時は旧10番が担当した原北中学校系統を西新発着と運行区間を短縮した上で設定された。

なお路線開設から1年後、2001年4月の改正で原北中学校折り返し場の閉鎖に伴い、室住団地まで運行区間を延長。
さらに翌年2002年5月の改正で、西新営業所の閉鎖と後継の百道浜営業所の新設に伴い、西新〜福岡タワー南口間が延伸され、それぞれのタイミングで方向幕が切り継がれている。

(←↑)上の2コマは新設当時の西新〜原北中のコマ。
下の2コマは2002年改正でタワーまで延伸された際に切り継がれたコマ。残念ながら2001年〜2002年の1年間だけ使用されたコマは切り継ぎによる欠損のため所蔵に至らなかった。

(↑↑)運行開始当時の後幕。

(←)横幕。室住団地と紛らわしく誤乗を防止するためか、室見団地はひらがなで「むろみ」と表記される。

 

  10番  西新(城南)九大線

▼系統分断前(〜2000年)

 

現在では九大病院発着の城南線系統が細々と残る10番だが、2000年3月改正で系統分割されるまでは、路面電車からの系統番号を受け継ぐ城南線の主幹系統として君臨。姪浜・原北中学校・のこ渡船場〜九大前までの直通便も設定されていた。

(←↑)吉塚営業所の前幕。90年代中盤に九大病院構内への乗り入れが開始された際、当時廃止されていた「姪浜 10番」のコマを削除し、その部分「九大病院」コマを新たに切り継がれたパターンが多い。なお、吉塚営業所行のコマが郊外向けの「水色」になっている『エラー幕』。

(↑)室住団地との誤読を避けてか、室見団地は「むろみ」とひらがな標記。大書きの西新行は、原北中→西新の区間便用。

(←)愛宕浜営業所の後幕。むろみ「団地」の文字が小さくない、藤崎「ターミナル」など表記違いを確認できる。
(←)西新営業所の前幕・横幕。郊外向けは西新パレス行きのみ搭載。藤崎以西は担当しなかったか??
吉塚営業所行のコマは年代により、「吉塚駅前」(古い)と「吉塚営業所」(新しい)のバリエーションがある。
横幕の標記も、以下の愛宕浜・吉塚幕と比べると微妙な表記違いがある。

(←)吉塚営業所の後幕。前述の前幕と異なり、吉塚営業所行の行き先番号部分は正しく「都心向け」で表記。

2000年前後には経由地や行き先が多岐にわたる大規模系統の系統分割が行われており、10番も8番(原北中発着)・9番(のこ渡船場〜九大前のメイン)・新10番(西新〜九大病院)に分割され、また城南線の補強として15番が新設(歴史を辿れば復活)した。

 

側面幕。

 

全く同一のコマに見えるが、(←←)は吉塚営業所表記、(←)は吉塚駅前表記と方向幕ファンには見逃せない表記違いのバリエーション。

 

 

(←←)一番上のシンプルなコマは西新始発の原北中学校行のコマ。ローマ字表記の無さはまだしも、何故か(原北中学校)を表示しないミステリアスなコマ。
その下の「六本松止め」。後述の地下鉄七隈線工事に伴う城南線経由バス大増便の臨時設定便用のコマとも考えられるが詳細不明。

(←)他系統のコマでも見られるが、藤崎行に「(藤崎ターミナル)」を表記するか否か、西新行に「(西新パレス前)」を表記するか否か、表記は「赤文字」か否かの点で、コレクターを唸らせるバリエーションの多さがある。

 

(←←)原北中学校前行にローマ字表記が無いバージョン。西新も(西新パレス前)を表記しないシンプルなもの。

 

(←)一方こちらはローマ字付のバージョン。

ちなみに、90年代頃までの10番「のこ渡船場」系統の経路は、現在のような都市高速の高架下〜豊浜団地経由ではなく、姪浜ドライビングスクール〜マリナタウンの間の小道を経由していた。

最後に愛宕浜営業所の横幕。上述したバリエーション違いや経由地の標記パターンの違いがあるため、同じように見えるがあえて掲載する。

(←←)姪浜行のコマが残っている貴重なバージョン。九大病院行が新設される以前に転出した車両に搭載されていたか?

(↓)原北中学校発の西新行。僅かな本数設定があったと記憶する。

 

▼系統分断後(2000年〜)

 

8番・9番・15番へ系統分割され、一時は西新パレス〜九大病院のみを細々と走る系統となったが、2002年に西新〜福岡タワー間の延伸がなされ、僅かながら運行区間が伸びた。

(←←)前幕に、ローマ字付/無しのバリエーションがある。なお下の方がダイヤ改正当時の元祖版。

(←)2002年、西新〜タワー延伸がなされたあとに切り継ぎされたコマ

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上右の横幕パターン。

 

数字のフォントは旧タイプ、文字のフォントは新タイプのハイブリットタイプ。

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運行経路的にバリエーションに乏しいが、方向幕の表記バリエーションは奥深い。西新パレス前の文字色・経由地表記など・・。
後幕にもバリエーションがあり、西新行の表記方法が異なる。

 

 

▲西新パレス発の九大病院行き。愛宕浜の7504号車。

▲夕方の福岡タワー南口。百道浜の4546号車。

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▲早朝の城南線を走る10番。筑豊から転属した三菱の大型車の姿もよく見かけることができた。


 

  9番  西新(城南)九大線

2000年3月、10番の分割により新設され、西新〜博多駅間の城南線を主力級で任された9番。

運行経路は九大前〜博多駅〜藤崎〜のこ渡船場(LED化後の一部便はマリノアシティ)。
 

同じ前幕ながら、製造時期の違いで英文字標記などのバリエーションが異なる。左は愛宕浜営業所の5600代96MCのもの、右は吉塚営業所の中型車搭載のもの。

(←←)のこ渡船場の「のこ」を「能古」と漢字かで表記するか。同年代に製造されたと思しき幕でも表記違いがある

(←)上と同じく吉塚営業所の幕だが、こちらは「能古」が漢字表記。前後のコマの内容から、同じく2000年改正時の新設と思われるが、なぜ違いが生まれるものか・・。

 


側面幕。基本的には10番に準じた標記。

(←)藤崎行だが、都心向けの「色なし・紺色文字」になっているバージョン。他系統も含め、藤崎は一般的に『郊外向け水色』で表される。
(←)西新営業所の幕では2コマのみ切り継がれたバージョンをよく見る。
実は2000年の9番系統分割時は、「のこ渡船場〜藤崎〜博多駅」「藤崎〜博多駅〜九大前」に明確に運行系統が分割されており、西新営は後者のみ運用に入っていたと思われる。
なお2003年の改正で再び「のこ渡船場〜九大前」の通し系統が復活している。

 

▲博多駅前で信号待ちをする9番藤崎行。

▲博多駅おたふく駐車場へ回送中。

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▲夕方の博多駅前を回送されるのこ渡船場行。「能古」が漢字標記。


 

  15番  西新(城南)九大線

路面電車代替系統だった15番。

1990年以前に姿を消しますが、1998年頃の福博循環(80・85)番が廃止された際の改正で、再登場しました。

 

 

運行区間は、タワー〜西新〜城南線〜博多駅〜福高前〜千鳥橋〜ゆめタウン博多。

10番のタワー発着との違いは、博多駅〜千鳥橋間のみ。

 

 

・・しかしタワー周辺の渋滞遅延の影響か?

後の改正で博多駅で系統分断が行われ、タワー〜西新〜博多駅と、博多駅〜千鳥橋〜ゆめタウンに分かれてしまします。

 

(左)博多駅での系統分割がなされた後に切り継ぎされていた幕です。タワー出発時点では、博多駅までの大回り系統であるため、薬院駅をメインに書かれた幕を出していました。

 

 

(右)千鳥橋止。

ゆめタウンがオープンしていない早朝便の一部が千鳥橋止となっています。

横幕です。

 

 

博多駅から約1km圏内に位置する、緑橋・堅粕一丁目・福高前の3バス停。唯一15番だけが止まります。

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横幕です。

 

 

(左)上でご紹介した物とは、「城南」⇔「薬院駅」等の表記が異なるバリエーション違いです。

 

(右)博多駅止の横幕です。

 

早朝に運行された博多駅→千鳥橋の短距離便。

タワー→千鳥橋運行時代の8705号車。

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上で紹介した中型前幕の現役搭載時代。5714号車

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博多駅前乗り場のバス停ポールが懐かしいです。

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こちらも上で紹介したタワー行の幕。9108号車

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あまりのシンプルさが目を引くゆめタウン・千鳥橋→博多駅用の幕。


 

  11番 昭代線

博多駅と藤崎を城南線・昭代経由で走る中距離系統、11番。系統としては単調に思えますが。幕ベースで見ると、結構いろいろ出てきます。

 

 

(左)大型車の前幕です。中央ふ頭発の、博多駅を強調した表記など、特徴的なコマです。

中央ふ頭発車時点で、藤崎ターミナルの表記があるコマは珍しいように思います。

 

 

(右)中央ふ頭行は、渡辺通の前後で、幕を変えていました。こちらの中央ふ頭発は、藤崎ではなく薬院駅と表記されています。

(左)ハングル表記が加わる以前の前の中央埠頭行の後ろ幕。朝ラッシュ時には快速便も運行されていました。

 

 

(右)ハングル入りの後ろ幕です。

プサン行きの高速船やフェリーが発着する中央ふ頭行ならではの1本です。

 

側面幕です。

 

 

(左)中央ふ頭快速を含んだ横幕です。

トレードでお譲り頂きました。

 

(右)今では朝にわずかな本数が残るだけになってしまったのこ発着便。

のこ→藤崎の区間便も存在しました。

 

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側面幕です。

 

 

(左)「国際会議場」と「サンパレス」が同じ枠内に収まるパターンです。

 

(右)藤崎行のパターンです。

 


入出庫系統として、のこ渡船場発着も運行されていた時期があります。

 

(左)と(右)で、「能古」と「のこ」の表記の差があります。

 

 

地下鉄3号線工事で、城南線の交通混雑に伴う朝のラッシュ対策で走っていた弥生二丁目止めの11番です。

下の臨時幕には、11番ではなく、「臨時」として走っていたものを載せています。

・・中村高校を強調するあたり、通学需要の取り込みも目指されていたのでしょうか。spthbusf_blk.jpg

 

標準的な幕です。5681号車。

藤崎ターミナルを併記したタイプ。5604号車。

中央ふ頭行のハングル付幕です。

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藤崎出発時点の中央ふ頭幕です。3605号車。

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薬院付近で幕を変えたバージョン。8707号車。

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当時の博多駅おたふく駐車場を出発した藤崎行。


 

 20番 西新(城南)九大線

西鉄バス、20番、九大前

毎時4〜5本の本数がありながら、ある日突然廃止されてしまった20番。区間利用をこまめに拾っていくような系統でした。

メインは西新〜薬院〜天神〜九大前。一部便に吉塚営業所発着がありました。後に後述の25番と同じくタワーまで路線延長がなされます。

 

 

・・20番が休んでいた九大前折り返し場も、今では病院になってしまいました。

 

側面幕です。

 

(左)と(右)で、「吉塚営業所」と表記するか、「吉塚駅前」と表記するかのさがあります。右の方が古い幕です。

上の側面幕と比較すると、

経由地表記に呉服町が無いなど、細かなバリエーション違いがあるようです。

廃止の際には、西新〜福岡タワー間が延長されていました。

25番と同じく、福岡タワー〜天神間では大変な大回りになる系統です。

 

 

(左)のものと(右)のものでは、西新パレスに「前」が付くか否かの違いがあります。

・・本当に細かな違いですみません(笑)

 

福岡タワーを出発する20番。

上で掲載している横幕とは、若干表記が異なるタイプのようです。奥が深い!

ふそうやUDの中ロンや中型が主力車でした。4104号車。


 

  25番 西新(城南)貝塚線

西鉄バス、方向幕

西鉄バス、25番

本数こそ減ったものの、渋滞に巻き込まれながらも元気に走る25番です。

2000年前後に、西新〜福岡タワーが延伸されています。

 

 

 

(左)25番のローマ字表記が無いバージョンです。

 

(右)一方こちらはローマ字付バージョン。

経由地の表記も一部異なっています。

貝塚駅

 

よくわからない、石城町止の25番です。

以前の資料を拝見すると、1988年ごろには数本だけ走っていたようですが・・。


(左)後ろ幕について、行先番号部分以外を全て黒文字で作っていた年代の物です。

ちょっとさびしいですね・・。

 

 

(右)カラーバージョンの後ろ幕です。

 

 

(右)一番下のコマ、タワー→西新パレスの区間便について、無番ではなく「25番」となっているバージョンです。

トレードでお譲り頂きました。


側面幕です。

 

(左)タワー直通用の幕です。運行距離が長く、タワーまで遠回りな経路を辿るため、途中で幕を変えます。

 

 

(右)石城町止の入った、横幕です。

 

上のものと比較して、経由地表記がシンプルになった側面幕です。

 

 

 

左と右の違い・・、

それは一番下のコマの経由地表記のみ・・。

 

「だからなんだ!」と言われればそれまでですが、

些細な違いを見つけ、製作年代やルーツを探るためには、大切なヒントになります。

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さらに25番の側面表記違いです。

 

(左)下のコマ、25番が通らないはずの『福岡ドーム』の標記が入っています。国立医療センター(福岡ドーム西口)には停車するのですが、オレンジ字で書かれてたドームは、慣習上よかトピア通り沿いのバス停。広義で取ると誤標記でしょうか?

 

(右)「国際センター」「サンパレス」の見慣れぬ表記が入ったバージョンです。経由地に書かれると違和感ありです。

さらに25番の側面表記違いです。

 

(左)下のコマ、25番が通らないはずの『福岡ドーム』の標記が入っています。国立医療センター(福岡ドーム西口)には停車するのですが、オレンジ字で書かれてたドームは、慣習上よかトピア通り沿いのバス停。広義で取ると誤標記でしょうか?

 

(右)「国際センター」「サンパレス」の見慣れぬ表記が入ったバージョンです。経由地に書かれると違和感ありです。

spthbusf_blk.jpg

 

 

旧西新営業所で待機する25番。4550号車。

愛宕浜の中型車。バックアイも搭載しています。

1台だけいた赤バススペラン顔の中ロン。一時期は西新営業所所属でした。6831号車。

珍しく筑豊→福岡地区の転属車だった4351号車。上の車とは経由地表記が異なります。

吉塚営業所7107号車。ローマ字無しです。

百道浜所属の4207号車。これも表記が異なります

旧西新営業所所属の5308号車。中型のローマ字付バージョンです。

旧西新営業所所属の6840号車。標準的な幕です。

愛宕浜所属の5115号車。能古島島内選でも使えるよう、バックアイカメラ搭載です。

中ロン25番の横幕。・・車体が長いですね。

上でご紹介した4207号車の横幕。このバージョンもまだ入手できていません。

吉塚営業所7221号車。一時期の吉塚の幕はローマ字表記を無くしていて、独特の雰囲気です。


 

   63番 南部循環線

西鉄バス、63番、南部循環

ベイサイドプレイス博多ふ頭、西鉄バス

90年代中盤以降、経路変更が頻発した福岡市内の循環線63番。90年代前半は、博多ふ頭・那の津〜天神〜那の川〜百年橋〜松下電器〜扇町〜小林町〜博多駅〜大博通り〜博多ふ頭の循環線。それに区間便(扇町発着や渡辺通一丁目発着)や比恵第一経由の設定があった。

90年代中盤に扇町発着への変更、扇町〜博多駅〜大博通〜博多ふ頭間の廃止(1998年3月の47番・48番博多ふ頭延伸と同じタイミングか)、2002年の大幅な経路変更(キャナル・博多駅経由)、2009年の扇町系統廃止(新設間もない大橋駅系統への一本化)と姿を大きく変えた

 

(←↑)上3つは、内回り(扇町方面→博多駅→博多ふ頭)のコマ。当時は筑紫通りの1本西側の経路(小林町経由)で運行された。

下は夜に1本設定があった博多ふ頭→天神止めのコマ。高速バス・臨時バス以外で「天神」を大書きする幕は珍しい。

(↑)
上2コマは外回りの扇町方面。それに続く渡辺通一丁目止め。ニューオータニの裏の待機場で折り返していた。その下は内回りの博多ふ頭→那の川→扇町のコマ。

(←)横幕。博多ふ頭→博多駅止めのコマも用意がある。

 

(←←)夜の天神止。循環時代は全便が那の津口・市民会館前経由だったが、いつしかほぼ全便が対馬小路経由に変更された。

 

(←)63番の切り接ぎ幕。

ナナメの切り接ぎは珍しい。

 

 

 

2002年春のダイヤ改正で、大幅な経路変更が行われた際に切り継ぎで追加されたコマ。
(旧)博多ふ頭〜天神〜日赤通り〜那の川〜松下電器〜扇町

(新)博多ふ頭〜天神〜キャナル〜博多駅〜松下電器〜扇町
博多営業所の横幕。

なお現在(2025年現在)の大橋駅発着のスタイルに落ち着いたのは、2007年改正以降のおはなし。
 

 

 

▲粗写真だが、2000年頃、天神〜日赤通り経由時代の63番。千代営5214号車。

▲扇町行、そして方向幕の末期時代。博多営9254号車。

▲扇町発着の末期時代。博多駅前だが乗客は多くない


 

  40番 板付団地線

1990年代後半に「1番」「68番」の西公園〜博多駅〜板付七丁目区間の系統分割で誕生した40番。2000年代半ばまでは、博多駅発着を中心に毎時1〜2本の西公園発着便が設定されていた。

 

(←←)吉塚営業所の中型車サイズの前幕だが、板付七丁目行きの経由地表記が微妙に異なる。

シンプルな系統ではあるが、方向幕のバリエーションは多岐に富む。

(←←)スタンダートな横幕。板付七丁目行きのコマは、丁寧に博多駅発と西公園発で作り分けらている。
(↓)経由地に「板付団地第一」が入る珍しいパターン。

 
(←←)こちらも横幕だが、上でご紹介した内容と経由地標記が異なる。

(←)吉塚営業所の後幕。至ってスタンダートなタイプ。

何故か2台連続してやってきた40番。

博多駅止の幕。吉塚営の7323号車。

西公園直通運行時代の幕。


 

   68番  長浜線

現在は福浜〜天神〜博多駅を結んでいる68番。


90年代半ばまでは、のこ渡船場・西新〜板付七丁目まで広範囲をカバーする系統だった。90年代半ばから後半にかけ、博多駅〜板付七丁目間を「40番」として分割。入出庫を兼ねて設定されたのこ渡船場発着便の廃止。2002年の西新営業所移転に伴う西新発着便の廃止と縮小の道を歩む。

2000年代には国立医療センター構内まで延伸されたが、10年と持たず、福浜〜博多駅間の運行に集約された。

(←↑)「国立医療センター」行の行き先番号部分は、都心無向けの『紺色文字』・福岡市西部向けの『水色白抜き文字』のバージョン違いがある。

(↑)90年代後半まで、朝ラッシュ時に「都市高速経由」も運行されていた。福浜→西公園ランプ→天神北ランプ→博多駅。「天神ショッパーズ」の標記は珍しい。

(←←)2002年廃止の西新パレス発着便のコマが残る。唐人町経由で入出庫を兼ねた系統だった。

(←)上ご紹介した前幕の後幕バージョン。
(←←)90年代半ばまで入出庫を兼ねて設定があった、のこ渡船場発着便。福岡ドーム・よかトピア通り経由。

’(←)運行系統としてはシンプルな68番だが、方向幕のバリエーションは多岐に富む。福浜行の行き先番号を『水色白抜き文字』とした珍しいパターン。

(←←)スタンダートな68番の側面幕。68番と言われて尤もなじみ深いのはこのパターンのコマではなかろうか。
(←)左の表記違いの側面幕。「長浜」と「長浜二丁目」の表記違い、キャナルシティが赤文字。福浜行き・博多駅行きのコマ順が逆。

(←↓)西新パレス行のコマ。福浜を複乗していたことが分かる。
(↓←)福浜発都市高速経由博多駅行の横幕。
(↓)横幕でも「天神ショッパーズ前」標記のコマが存在する。

 
(←←)経由地表記が「長浜通」と表記するのは少数派。

(←)国立医療センター行の中でも、行き先番号「水色」に加えローマ字表記のタイプが特に少数派。

(↓)標準的な国立医療センター行の横幕。

▼板付七丁目発着時代(90年代半ば)

90年代半ば、40番に系統再編される以前の板付七丁目は、68番が主力で一部に1番(能古渡船場)が混じっていた。
福浜方面からの直通便のみならず、博多駅発着の設定もあった。

 

(←)千代営業所の前幕。通常西鉄バスの方向幕では本文標記は原則漢数字を用いるが、この年代の千代幕は何故かアラビア数字を用いている。上から2コマ目・3コマ目は板付七丁目始発の都心無向け行のコマ。なお68番国立医療センター行と、68番板付七丁目行きは同時期に存在していなかったと記憶するが・・。

(↓←)愛宕浜営業所の横幕。同じ板付七丁目行きでも、福浜方面直通と博多駅発で幕が作り分けられている。

(↓)板付七丁目行きの表記違い。

▲中ロンが多く活躍した博多駅〜福浜の68番。

西新営業所で待機。当時西新営も担当した。

元ドーム循環。国立医療センター行き、6837号車。

百道浜営の中ロン5016号車。幕の載せ替えか?キャナル標記無しの少し古めの方向幕。

同じく5016号車。「那の津通」標記はなかなか珍しいバージョン。

中型車の医療センター行き。百道浜営の5626号車。


 

 80・84・85 福博循環線(路面電車代替系統)

西鉄バス、方向幕

福博循環、西鉄バス

福岡市内で最後まで残った路面電車の廃止代替系統。福岡都心や築港を周回する循環線で、築港周辺の経由地の違いで80番・85番・86番と番号が分れていたが、100円循環が出来た翌年、2000年に廃止。運行経路は他の系統で代替された。

入手できた方向幕は系統末期の80番(中央ふ頭複乗)・85番(中央ふ頭を複乗せず)と、中央ふ頭〜博多駅方面循環の84番が組み入れられたバージョン。
千代営業所の中型車・中型ロングが主に担当した。 

85番、福博循環線

この幕を使用した末期の運行経路は、下記の通り。循環運行は既に取りやめられている。
【80番ー84番】千鳥橋〜中央ふ頭(複乗)〜港湾局〜天神〜渡辺通り〜博多駅〜(この間84番)〜中央ふ頭
【85番】千鳥橋〜港湾局〜天神〜渡辺通り〜博多駅(★博多駅止めもあり)〜福高前〜千鳥橋
循環運行中に1回方向幕を変えた。

(↓)横幕外回りの千鳥橋行は、カッコ書きが2つ併記される珍しい表示パターン。

 

(←←)愛宕浜営業所の方向幕に1コマ切り継がれていた「80 中央ふ頭止め」。実際に設定があったのか手元の資料では確認できない。

 

(←)84番の博多駅止め。以前の運行経路は博多駅〜中央ふ頭だったが、福博循環と連続運行になった以降も使用されたコマか、これも資料では確認できない。

 

▲デビュー直後の千代営3414。それまでの中ロンに代わり、福博循環で活躍した。

▲フェンス越しで申し訳ないが、西鉄初のノンステップバス。わずか1年で空港内連絡バスに転属した。。

▲荒い写真だが「84番 中央ふ頭」6939号車。所蔵品の幕とは違いローマ字が併記されている。


 

88番  都心循環線

都心系統の番号80番代の中でも、終わりのない「8」を2つ重ねることで『循環』を意味していたのか。 1995年に廃止され「都心循環」。末期は壱岐営業所や早良営業所が担当した。
福岡地区の方向幕では珍しい「ループ幕」。


方向幕販売会でもあまり出回ることが無く、西鉄バス筑豊の飯塚バス祭りの会場で引き当て方からお譲りいただいた思い出深いコマ。


 

 福岡都心 1 0 0 円 循 環

日本最大規模のワンコインバスとして登場した「福岡都心100円循環バス」の方向幕。

1999年7月1日、天神〜博多駅間の約2キロ四方内の西鉄バス全便の運賃を100円に引き下げ。今まで「運賃=値上げ」の構図を大都市の中心部で一気に崩し、利用者の増加は平日73%増、土日倍増という驚異の結果をもたらした。
100円運賃への値下げは既に他都市でも行われていたが、これほどの大規模な規模・区間で行われたことは大変なインパクトをもたらし、並行する福岡市営地下鉄・JR九州バスの運賃施策へも波及した。

 

▼開設当時の幕(1999〜2004)

1999年の開設当時から2004年まで使用されたバリエーション。それまでの西鉄バスの方向幕標記らしからぬ「赤い色使い」が特徴的。内回り・外回りで各5種計10コマ存在する。

(↑←)博多駅発着の内回り(博多駅→明治通り→天神→キャナル→博多駅)用の幕。一周する間に循環運行だと4コマ、博多駅止めの便は3コマを使用した。当時は2週回りの便も多く、「博多駅経由呉服町」のコマもある。
(←)外回り幕。2周しない便は「博多駅止め」と標記。

方向幕、100円循環旧タイプ (←←)外回り便の後幕。

(←)内回り便の横幕。博多駅を経由する周回運行であることがよくわかる。渋滞が多いことから周回便と始発便がダンゴ運行になることも珍しくなく、遅くとも2002年には2周運行が中止され全便が博多駅発着となっている。

 

(←←)内回り便の横幕。西鉄電車はまだ「福岡駅」の時代。福岡(天神)駅に改称されるのは2001年のこと。


(←)内回りの博多駅止めのコマ。


▼外国語対応後の幕(2004〜)


2004年11月、海外特に博多港を経由した韓国人観光客の増加に伴い、100円循環バスと中央ふ頭発着の一部のバスに、英語とハングルの表記が加えられることとなり、方向幕もそれに合わせて新調された。

 

わが国では珍しいハングル併記の方向幕はこのタイミングで登場した。

側面幕。循環運行が無くなったこともあり、全10コマが用意された旧幕と比べて、内・外回り各3コマの計6コマ。

 

せっかくの充実した表記だが、LED化後は表示量に限界があり一部の表記が消されてしまった。

 

★実車写真については、scene-2 100円循環 を参照。


 

▼100円循環の車内幕

 

 

 

 

(左)運行開始当初のもの。種別表記は「100円循環」。

 

(右)ハングル併記後のもの。種別表記は「100Yen」。終点にはハングルが併記される。

▲金武や柏原の大型車も100円循環のい運用に就いていた

▲UD・三菱以外の100円循環は当時珍しかった。

▲100円循環専用車のCNG中型ノンステップバス。


 

 博多駅 〜 福岡空港国際線ターミナル線 (初代/1999年〜)

福岡空港国際線ターミナル、バス

福岡空港連絡バス

1999年、国内線から滑走路を挟んで向かい側に移転・開業した国際線ターミナル。この新ターミナル開業時に博多駅との直行アクセスバスが開設されたが、その系統に使われていた方向幕

独自のB757のシルエットと思しき飛行機のイラストと、博多駅はお馴染みの新幹線マークが採用された。

福岡空港国際線ターミナル、博多駅直行バス

当時の福岡空港の国際線利用者は多くなく、その上飛行機の便も午前〜午後3時ごろに限られ、特に昼下がり〜夜は乗客が一桁代という便も珍しくない状況で、ダイヤ改正の度に減便を重ね、2005年4月に廃止された。

なお運行開始当初は、平日の都心向けのみ「114番片江行と連続運行する便が設定されていた。 


(↑←)博多営業所の幕。
(↑↑)博多営の一部の車両には、片江営の114直通で使われた「六本松方面行」の表記入りのコマもあった

 

(←←)横幕には飛行機&新幹線マークは無くシンプル。

当時の博多駅交通センターの国際線ターミナル行バス乗り場には、この1コマが目印に貼り付けられていた。

(↑)片江営業所の大型車に搭載されていた、114番直通便用の福岡空港発時点の横幕。

 

 博多駅 〜 福岡空港国際線ターミナル(2代目) 線

上記の初代のアクセスバスが廃止後は、福岡空港国際線ターミナルから都心へ直通する公共交通機関が無く、無料連絡バスで国内線ターミナルに移動後に地下鉄に乗り換えが必要な状況が数年続いた。

さすがに行政等でも問題視されたようで、2011年には試験運行の直通バスが、2012年5月には博多営業所の高速車を用い、博多駅周辺のホテルを巡回するアクセスバスの運行が開始される。その際に用いられたのがこのタイプの幕で、写真はB型高速車の前幕サイズのもの。

韓国からの旅行者を強く意識したのか、日本語よりも韓国語を強調した、異例のデザイン。 

その後2013年6月に「A系統(全車LED)」が新設。この幕は約1年しか使用されず姿を消した。

▲主に博多営業所のS型で運用。博多の3183号車。

▲日本語を小さく書く異例のデザイン。

▲前幕と横幕が連動せず、掲出コマが異なっています。


 

 福岡空港内連絡バス (国内線ターミナル〜国際線ターミナル)

1999年、福岡空港国際線ターミナルが移転開業。国内線ターミナルとの間で「空港内連絡バス」が運行を開始した。

  

専用車で運用されることから、コマ数はこの2コマと臨時・回送・貸切のみ。

▲初代カラー。西鉄で3台めのノンステ、3417号車。

▲旺盛な需要に専用車では足らず、急遽赤バスが専用車に仕立てられた。千代営業所の3416号車。

▲2代目塗装。「Yokoso Japan」として、福岡の名勝をラッピング。3代目塗装以降はLED幕。


 

 そ の 他 の 幕

 

58-1 泰星高校線

福岡市動植物園に近い、泰星高校(現:福岡上智中高)や周辺の学校への通学需要に対応した系統。朝ラッシュ時の見運行。博多駅→薬院大通→桜坂→泰星高校(到着後)→動物園→薬院大通→博多駅のラケット状に循環運行される。


博多営業所所属の100円循環バスのほか、早良・脇山・金武など各営業所のバスが応援で入るため、各営業所で方向幕のデザインが微妙に異なっている。

(↑←)博多営業所の後幕。戻りの博多駅行きは新幹線マーク。
(↑↑)金武営業所の後幕。動物園方面への循環を示唆
(←)博多営業所の横幕。横幕には循環系統と明示。



西鉄バス、レア幕


無番 中央ふ頭〜千鳥橋

 

2000年3月の福博循環(80番・85番)の廃止代替として誕生した、いわゆる路線権維持系統。
千代営業所がある千鳥橋から中央ふ頭まで、わずか5分程度。週1本程度が運行された。
2009年に廃止され、それ以後この区間に定期路線バスの設定は無い。
愛宕浜営業所が担当した。




無番 豊二丁目〜博多駅(?)

 

博多営業所所属の100円循環バス用車両の一部に搭載されていた、博多駅〜豊二丁目の無番幕。沿線の通学・通勤輸送用に計画されたことがあるとも聞くが、実際に走ったことの無い系統で幻のコマに終わった系統と思われる。



天神〜昭和通〜博多駅(?)


愛宕浜営業所の中型車横幕に搭載されていたコマだが、ご承知の通りこのような系統は存在しない。
臨時運行を想定して作られたコマと推察されるが、謎が深い。
特に愛宕浜・西新・吉塚の方向幕には、他に見られないような臨時系統のコマが搭載されていることが多く、実に興味深い。

▲博多の100円循環バスが運用に入った際の様子。

▲循環系統の後半、博多駅行新幹線幕。

▲LED化されたのちも、新幹線を再現。


 

  臨  時  幕

 

地下鉄七隈線の建設工事対策、城南線臨時

 

1997年、地下鉄七隈線の建設工事に伴い、六本松→薬院方面の中央線偏移(都心向け3車線・郊外向け1車線)が廃止となり、朝ラッシュ時の城南線渋滞の激化が予想された。同年のダイヤ改正で城南線臨時バスの大増便が行われ、今までにない区間臨時便も運行された。

 

(←←)博多駅→六本松→弥生二丁目の臨時と、その折り返しの原→六本松→博多駅の臨時コマ。

上の「11番昭代線」では、同区間でも11番臨時を名乗る幕を紹介している。

 

(←↑)城南線経由の六本松止め。折返し経路が気になる。

 




(←)この3コマが切り継がれた、百道浜営業所のコマ。博多駅行きの戻りを10番ではなく、あえて19番とするところ、少なくとも別府橋以西の折り返し起点であると想像する。回送経路は城南区役所の内回り?外回り?

 

臨時幕各種

福岡都心部の営業所の車両の臨時幕を紹介する。

 

(←)博多営業所臨時幕各種

福岡市内の各営業所では一般的な「天神」「博多駅」「天神経由博多駅」「博多駅経由天神」など。福岡ドーム、マリンメッセ、博多の森競技場など各種臨時便の都心向け系統で一般的に見ることができる。

 




(←←)築港で隣接するコンベンション施設、福岡国際センターとサンパレス。「国際センター」もしくは「サンパレス」とそれぞれ単独でコマを持つタイプとカッコ書きで兼用するタイプのコマとある。

(←)実は西鉄バスでは「教習車」のコマを持つ車両はそう多くない。千代営業所は標準仕様の方向幕に教習車のコマが用意される珍しい営業所のひとつ。


(←←)一般的な後幕だが、「臨時 西新」のコマを持つ営業所は限られており、西新とその光景の百道浜、早良の各営業所など。

(←)その横幕。惜しまれつつ2022年に営業所終了した西鉄のボウリング場「西新パレス」の標記が残る。西新パレス横には2002年4月まで西新営業所が立地し、今川橋に会った福岡貸切営業所と共に、西新発着便の折り返し場として機能した。


(←←)西新営業所の後幕。
西新止めの臨時便の標記が『西新パレス』となるバリエーション。唐人町経由の標記が入るバリエーションもある。
福岡ドーム〜地行間の道路が開通したのは90年代後半で、それまで福岡ドーム〜西新を結ぶ路線は、黒門川通り・唐人町経由で運行されていた。

(←)文字がわずかに細い、古めのフォントを用いた後幕。サンパレス前の赤字が目立つ。



(←←)吉塚営業所には、キャナルシティ〜博多駅間の臨時バスを一コマで纏めたコマを搭載したバリエーションが存在した。
中でも矢印が『赤色』の珍しいタイプ。
横幕の矢印は、北九州・筑豊・筑後では赤色で、福岡地区のみ黒色となるのが一般的。

(←)同じ吉塚営業所の方向幕でも、こちらは矢印が黒色のタイプ。

 

  西工53MC(ハンペン)愛宕浜営業所7710号車の幕

古い方向幕、西鉄バス

 城南線、西鉄バス

 

ある著名なコレクターの方よりお譲り頂いた方向幕。


1983年式の日野ハンペン、7710号車に搭載されていた横幕で、上下寸法小さ目のサイズが特徴的。
所属する愛宕浜営業所の下道路線の多くが搭載されています。内容から察するに、1992年前後に使用か?

 

(←←)系統分割前の10番。

吉塚営ではなく、「吉塚駅前」の標記がポイント高!

 

(←)10番の逆方向。後の九大病院行新設の際に切り取られていることの多い、「10 姪浜行」のコマも健在。

spthbusf_blk.jpg

西鉄バス、ハンペン、方向幕

西鉄バス、69番、のこ渡船場

 

(←←)筑肥線代替系統の、69番や65-1番。

経由地に「豊浜二丁目」が入っており、短期間運行されていた『のこ渡船場』発着便用の幕と思われる。

 

(←)郊外向けのコマ。本数が少なかった65-1も貴重。

 

spthbusf_blk.jpg

西鉄バス、11番快速、のこ渡船場

西鉄バス、ハンペンの方向幕

 

 

(←←)11番昭代線。

快速系統は、上り下りとも、のこ渡船場発着の標記。

11快速のこ渡船場はこの幕で初見した。

 

(←)1番 のこ渡船場→西新止めに、11番区間便の藤崎行。

 

spthbusf_blk.jpg

西鉄バス、58番、動物園

 

 


(←←)58番の桧原発着便のコマも搭載。愛宕浜営業所の車両が桧原まで顔を覗かせていたとは。

(←)こちらは古めのコマで時折見かける58番の動物園系統。
切りつぎで挿入。行先番号も色囲み白抜き文字の新しいタイプ。

 

spthbusf_blk.jpg


 

西鉄バス、吉塚営業所

比較的地味な存在になりがちな都心の系統。

路面電車廃止の代替や、地下鉄との共存など、福岡都心部で生じた様々な出来事に柔軟に対応し、市民の足を支えてきた路線を担当した。

 

(←)1999年頃の吉塚営業所。

背後のJR線は高架になる前。左後方には、北九州から転属してきたふそうの青バスの姿も見える。

 

(?)1999年頃の博多営業所。駐車向きが今とは逆。

 

(←↓)2009年頃撮影の千代営業所。旧博多湾鉄道汽船の新博多駅跡地を利用した、独自の形状。

博多営業所、西鉄バス

100円循環バス、西鉄バス

千代営業所、西鉄バス

福博循環、千代営業所の方向幕