TOP > 西鉄バス方向幕&幕車特集! > 福岡イエロー編


 

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福岡市東部、新宮、宗像方面はイエローカラー。昭和通や国道3号線を連なって走る黄色幕の系統たち。。

各販売会でも販売された数量が比較的少なく、切り幕や部分カットの状態で販売されることも多かったため、破片(?)を買い集めては似た者同士で切り継ぎを重ね、何とか1本物に近い状況にして楽しんでいます。。

 

 ●更新日 :2018年2月3日

 ●掲載地区:福岡市東区、新宮町、久山町など

 ●担 当 :香椎浜・和白・新宮・土井・赤間など

 ●地域特性:ベットタウン、リゾート、丘陵

 ●沿線要所:志賀島、海ノ中道、アイランドシティ等

 目次(該当ページまでスクロールします)


▼新宮急行線

▼26番・26-A 福岡〜赤間線

▼3番 西鉄香椎〜流通センター線

▼21番・21-A 志賀島線

▼27番・27-B みどりヶ丘線

▼新宮ローカル線 

▼22番・22-1・22-N・22-D 香椎浜線

▼28番・28-B 青葉台線

▼その他

▼4番 香椎浜〜タワー線

▼29番・29-N・29-B 香椎〜博多駅線

▼臨時幕

▼23・23-1・23-2・23A・23B・23N・23D香椎線

▼230番 大蔵〜都市高速〜天神線

▼内幕

▼24番・24-C 新八田線

▼300番 香椎花園〜動物園線

 

 

 

 

 

 

 新 宮 急 行 線


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和白営業所が新宮営業所に移転した2000年頃に開設された『新宮急行』。福岡地区の路線としては、珍しく無番の「急行」となっています。

 

(左)この幕、どうも高速車用に用意された幕のようで、前幕の作りながら、ローマ字入りとなっています。運用は路線車で回していたように記憶していますが・・。

天神行は、赤間急行と区別をつけるために(中央郵便局前)が記載されています

★当時の赤間急行は天神バスセンター行でした。

 

(下)車内幕です。

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(左)大型前幕、一コマだけの涙の切り接ぎ用の幕です。お詳しい方によると、開設後しばらくして天神経由の西公園行きが新設された際に新調された、切り接ぎ用ではないかとのことです。

 

21番・21-A  志賀島線


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東区へ向かう20番台のうち、和白から西側、半島のように突き出た和白・雁ノ巣・志賀島方面へ向かうのが21番です。

 

雁の巣地区から先は、それまでの住宅地から景色は様変わり。一面の砂浜沿いや松林、宇美に挟まれた砂州の上の一本道等、風光明媚な路線となります。 

この幕は、和白営業所(現:新宮営業所に移転)時代、志賀島先端部分が1番に枝番化される前の幕です。

 

 

*志賀島北部直通系統。

「志賀島小学校」バス停について、2001年頃までは「志賀島国民宿舎」と名乗っていましたが、国民宿舎の閉鎖に合わせて改称されてしまいました。この幕では、まだ「国民宿舎」が残っています。

志賀島島内の路線は道幅が非常に狭く、大型車の離合には苦労していたのではないでしょうか。

現在ではシンプルになってしまいましたが、左図のように以前は和白以遠で様々な終点が設けられていました。

 

*志賀島に行かない、手前の終点も多数ありました。和白営業所の表記が懐かしいです。21番は、蔵本〜千鳥橋間では石城町を経由します。幹線23番と地味に違うのがワンポイント。

 

・・余談。

21番、実は数多くの競合交通機関に晒されている路線です。

西戸崎まではJR香椎線(香椎乗換で博多直通)。和白までは西鉄貝塚線(地下鉄乗換で天神直通)。

そして西戸崎・大岳・志賀島からは、博多湾を横断する博多ふ頭行きの福岡市営渡船。さらに海の中道から博多ふ頭までは安田産業汽船の高速船。

いずれも景色の良い路線です。

 

 

*下は横幕です。

 

 

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21-A 都市高速経由

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都市高速経由の21−A番。

アイランドシティ埋立完了による博多湾短縮ルートが出来るまでは、奈多・志賀島方面への唯一の速達系統でした。

 

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パターンダイヤになるまでは、日中でも21−Aが志賀島まで直通運行されていましたが、

いつしか増便と引き換えに、雁ノ巣レクレーションセンター止になってしまいました。

 

海浜公園止めの幕も用意されています。

 

 

22番  香椎浜〜天神線


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 主に、香椎浜地区と天神地区とを結ぶ路線です。

都市高速経由の22N番よりも本数は少なめですが、一定の利用者があります。

 

*上から3番目の「22 西鉄香椎」にご注目。

ご存じの通り、バスコレクション第9弾の西鉄バス58MC車(車番:4518)のモデルとなった幕です。

150分の1(Nゲージサイズ)では初の西鉄路線バスの製品化とあって、方向幕や車番についてどんなチョイスがなされるか製品化前からバスファンの間では話のタネになっていました。

 

結果、決してメジャーとは言い難いこの行き先が選択されるとは思いもよらずでした。

 

西鉄本拠地の福岡市内で、社名の「西鉄」が入ったところが、トミーテックご担当の目に留まったのでしょうか??

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少し昔の22番

(左)かつて存在した城浜団地止に、香椎浜南公園経由の22番。

香椎浜地区を通るバスは、北寄りの「海岸通り経由(人工島埋立により「海岸」ではなくなってしまいましたが・・)」と、南の「陸運支局経由」の、主に2通りが主流です。

その両路線の中間の経路が「香椎浜南公園経由」。最短路線ですが、今では箱崎ふ頭経由の22-1などが少数ながら経由しています。

 

(下)区間便の下原発着の22番。東地区にめずらしいシンプルな幕です。

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昔の22番

 

(左)最近まで2番を名乗っていた香椎〜立花〜青柳方面の路線。以前は22番として運行され、さらに1985年頃には天神方面まで直通運行していたとのことです。

 

(右)135番を名乗っていた、新宮〜佐屋線に和白持ちが存在したと伺いました。

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(左)上記の下原発着の区間便が、城浜団地発着となった際の無番幕です。朝夕にわずかな便が運行されています。

 

(右)東地区の黄色幕の販売会が土井営業所で行われたことがありましたが、かなりカットされた状態で販売され、一本揃える事は叶いませんでした(涙)

 

22-N 都市高速経由 香椎浜〜天神線

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都市高速経由の22-N番。

下道経由の22番より本数が多い、香椎浜地区の幹線系統です。「海岸通経由と」「運輸支局経由(旧:陸運支局)」の2通りがあります。

下原方面の都市高速系統は、今でこそ香椎浜ランプ経由の23Bが担当していますが、昔は名島ランプ経由の22Nとして運行されていました。(さらに前は23Nもありました。下参照)

 

22とNの間にハイフンが入らない幕が多数派でした。

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2006年のダイヤ改正で初登場した、天神北ランプ経由のループ系統。運行開始当時は『無番直行』でした!

 

22番・22−1番・22-D 箱崎埠頭経由 香椎浜〜天神線

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22番でも、箱崎ふ頭経由となる系統です。

途中、3号線から海側に経路を取り、ふ頭の倉庫群を経由する通勤系統です。

 

 

22-1番

現在は22-1、23-1番として枝番化され運行されています。

通勤ダイヤらしく、平日ダイヤと日祝ダイヤで本数が大きく変わります。

香椎浜地区では本数の少ない、香椎浜南公園を経由する系統です。

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22番

(左)枝番化される前は、ふ頭経由も22番を名乗っていました。

 

 

 

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22-D番

(右)短い期間のみ運行されていた系統です。

箱崎ランプを経由していました。

ランプの位置とバス停位置の都合でしょうか?都心向けだけが運行される系統でした。

あまり速達効果は期待できないように思ってしまいますが、実際はどうだったのでしょうか。   

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4番  香椎浜〜タワー線


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東地区の中ではニューフェイス、4番の方向幕です。24番のタワー乗り入れの取りやめと引き換えに、2004年に登場しました。

20番代では無く、慣例であれば福岡市西部方面に割り当てられるだろう「一桁番号」を名乗っています。

 

運行開始当時は、タワー〜天神〜香椎浜として運行されていましたが、その後のダイヤ改正で紆余曲折が重なり、石城町経由・香椎に行かない・千早から土井方面へ抜ける路線として運行されています。

 

交換でお譲り頂いた前幕です。

香椎浜行は、3号線経由を強調する表記となっています。

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横幕です。こちらも交換にて頂戴しました。

 

(左)方向幕時代、基本は香椎浜〜タワーでしたが、朝に天神止も一部運行されていました。

 

(右)朝のタワー行のみ運行されていた快速便です。

同時期の改正で誕生した「39番坂瀬線快速」と同じく、横幕のみ色幕(前・後は通常幕に快速標記のみ)となっています。ノンストップ表記も独特なコマです。

・・天神止の快速は設定が無く、幕だけだ用意されていたように思いますが、真相は??

 

 

23番  香椎線


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かつて福岡市東部方面行きのマンモス系統だった23番。

香椎浜地区を22番に、サニータウン方面を27番に、今ではそれぞれ系統分割しています。

 

まずは23番のうち香椎浜営業所担当分です。

 (左)西鉄運営の歴史ある遊園地「香椎花園」。

英文も「FLOWER GARDEN」と、ちゃんと訳される辺りから力の入れようが伺えます。

(右)下原系統です。

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こちらの23番は、新宮営業所(旧:和白営業所)担当分です。 

 

(左)和白営業所のほか、現在でも健在の高美台・みとま駅行のコマです。

 

(右)和白営業所担当分にも、香椎花園行が入っています 

一番下は、和白時代の深夜幕です。

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(左)大型前幕、3コマだけの切り幕です。

和白営業所廃止、新宮営業所新設の際に新しく組み込まれるはずだったものだと思われます。

 

・・大蔵行き。

230番のみが運行されていましたが、和白営業所廃止に伴い、23番と新宮急行が新設され、大蔵地区をカバーすることとなりました。

また深夜バスも新宮営業所行きに変更。美和台やみとま地区から深夜バスが姿を消します。 

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横幕です。

 

(左)上でご紹介した行先の横幕ですが、並び順が異なっています。

 

(右)新宮行の深夜幕を含む横幕です。

この深夜バス、22−N(名島ランプ・香椎浜)+23(香椎・下原)+新宮急行(高美台・大蔵・夜臼)の経路を組み合わせた変則便!

住宅地をこまめに回っていきます。

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少し昔の23番(香椎浜)

 

・・ちょっと昔の23番の系統整理前は、以下のように複雑でした。下記4つ分かれ道が組み合わさる多様な系統でした。

●経由地/埠頭経由か否か

(3号線貝塚経由or箱崎ふ頭) → 現在は箱崎埠頭経由を枝番化(22-1、23-1)

●経由地/香椎浜か香椎か

(3号線直進or香椎浜)  → 現在は香椎浜方面を22番に変更

●目的地(香椎浜・香椎・下原 ・ サニータウン・和白・三苫駅・高美台) 

   →現在は香椎浜地区を22番、サニータウンを27番に変更

●都市高速系統(香椎ランプ経由=23A、香椎浜ランプ経由=23B、名島ランプ経由=23N、箱崎ふ頭経由=23D) →現在は23Bのみ

 

(上左)27番に系統分割される前、サニータウン行23番

和白・下原に加え、サニータウン行が入っています。

現在は27番・27N・27B系統が運行するこの経路も、以前は23番でした。

 

(下左)香椎浜行きも23番を名乗っていたころの幕です。

 

(下右)経由地なしの香椎浜営業所行は、香椎方面からの区間便を想定したものでしょうか?

城浜団地にも折り返し場が設けられており、城浜団地発便専用のバス停も設置されていました。

 

 

 

 

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23-B 都市高速(香椎浜ランプ)経由 香椎線

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23-B(香椎浜ランプ経由)

 

23番の都市高速系統で、香椎浜ランプを経由する23−Bです。

 

・・西鉄香椎付近の、にぎやかな駅前商店街と狭隘路の組み合わせは、なかなか見ごたえがありましたが区画整理で綺麗になってしまいました。。

 

(上左)ポピュラーだった下原系統の幕です。

 

(下左)その横幕です。

 

(下左)昔の23−Bです。都市高速が現在のような緑に白抜き文字ではなく、赤字で書かれています

 

東地区のアルファベットは、どこで都市高速を降りるかを示すものです。東から順番に、A=香椎ランプ、B=香椎浜ランプ、N=名島ランプ、C=松島ランプ(旧貝塚ランプ)、D=箱崎ランプ(現在は運行されず)でした。

(例外として、後述の230番=香椎浜ランプ経由。また東地区以外のアルファベット、39Bや今は亡き204Aは、この規則とは全く関係なく、都市高速を経由せずです)

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23-A 都市高速(香椎ランプ)経由 香椎線

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23-A(香椎ランプ経由)

 

香椎ランプ経由で高美台へ向かっていた23−Aです。

新宮急行や旧3号線沿いの26-Aに代替され、姿を消しました。

 

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23-N 都市高速(名島ランプ)経由 香椎線

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23-N(名島ランプ経由)

1992年春に名島ランプが供用開始された際の新設系統です。

それまで香椎浜ランプを経由していた系統の一部が、一つ手前の名島ランプ経由に変更されています。

 

当時香椎方面への大幹線であった23番も例外でなく、23−Nが新設されました。(当時は22-Nの登場前です)。

 

香椎浜・西鉄香椎・下原発着便として23−Nが走っていました。括弧書きの名島ランプが古さを物語っています。

 

後に22−Nへバトンを譲り、23−Nは消滅しました。

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23-D 都市高速(箱崎ランプ)経由 香椎線

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23-D(箱崎ランプ経由)

 

(左)前でご紹介した22-Dと同じく、箱崎ふ頭・箱崎ランプ経由で都心に向かっていた23-Dです。

 

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▲後ろ幕です。

 

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▲23−Dの古いバージョンです。都市高速は赤字で標記!

 

23番・23−1番・23−2番 箱崎埠頭経由 香椎線

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 箱崎ふ頭経由の23番です。

枝番化され、23番も随分スッキリしました。

 

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3号線〜箱崎ふ頭経由でコンテナターミナルのある香椎パークポートへ向かう23-2番です。朝のパークポート行と、夕方の都心行きが運行される通勤系統です。

・・ローマ字表記が「KASHII PAKU POTO」と、日本語読みそのままのバージョンもあったのですが、方向幕販売会ではお目にかかれていません。

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箱崎ふ頭経由が23−1に系統分割される前の幕です。

下原方面からも箱崎ふ頭経由が運行されていました。

 

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23-1、23-2の横幕です。

 

 

 

24番・24-C  新八田線


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土井・八田・舞松原等、東区の丘陵地帯に広がる住宅地と天神地区を、香椎経由の「フの字」型の大回りで結んでいた24番。

都市高速経由の24-C番と合わせて結構な本数が運行されていましたが、2010年4月のダイヤ改正で、まさかの廃止となってしまいました。(★24-Cは健在です)

近年の千早地区再開発に伴い、24番のショートカット系統「4番」が新設された影響もあるのでしょうか?

  

(中)24番タワー行き。1990年代後半〜2004年(?)にかけて、昭和通り経由で福岡タワーまで運行していた時期がありました。シーホーク構内経由と、構内通過便で幕が作り分けられています。

最初は全便構内経由でしたが、ドームイベント時等の渋滞が惨いため(構内進入→脱出に60分以上かかることも・・)、24番を含めタワー方面行きは上り便は構内通過に改められました。

(右)24番の都心方面行の幕です。福岡タワー行は、途中で幕を変えていました。

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▲都心向けの後ろ幕です。

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▲同じく横幕

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▲シーホーク構内乗り入れか否かで表記が異なります。

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(左)都市高速経由のヒット路線、24-C番。

 

流通センター行きがありますが、運行された記録を手元から探ることが出来ません。。

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横幕です。

 

(左)24番の一部便には、土井営業所を超えて流通センター(卸会館)まで運行される便がありました。

 

(右)24−Cの横幕です。流通センター行は、松島ランプを降りたのち、八田・土井を回る非常に大回りな経路になりますね。。

 

 

26番・26-A  赤間線


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天神〜宗像市の赤間地区とを約1時間半かけて結ぶロングラン路線。90年代半ばまでは、青バス(市内急行色)や、青バスと同じハイバックシート搭載の赤バス、元空連バス等、比較的ハイグレードの車で運用されていました。

 

(左)幕はこの4種類。

15年ほど前から、ダイヤ改正の度、徐々に都市高速経由の26A番の運行本数が増え始め、今では26番の方がごく少数残るのみとなってしまいました。

この幕は福岡高速営業所・博多営業所担当時代のもので、この前後には204番等が入っています。

福岡側では、中央営業所(廃所)・福岡高速・博多と担当営業所が移り変わった26番。今では赤間担当に1本化されています。・・余談ながら、西鉄の路線バスでは貴重な「泊まり運用(福岡高速営業所)」が存在する系統です。

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(左)こちらは赤間営業所で用意された幕。

都市高速の色が薄く、退色なのか、元から薄目の色なのか・・!?

(右)これも赤間営業所で用意された幕ですが、こちらの色は綺麗です。。

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赤間営業所の26番用の方向幕の続きに入っているコマです。

 

*芦屋競艇のギャンブル輸送
*竜昌寺・・海老津駅から山に入った場所にある寺院臨時

*鎮国寺・・宗像大社の近くにある寺院臨時

*深夜バス・・意外にも入っていない幕も結構ありまして。。

(下)朝の間合い運用用に、8番や池野支所発の3番の幕も搭載されています。

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上でご紹介した福岡高速持ちの26番。

204番を挟んで、上下に2回も26番系統一式が入っています。

行ったり来たりの系統な分、26番のコマの使用頻度が必然的に高くなる事への対応策でしょうか?

 

 

27番・27-B  みどりが丘線


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23番の支線扱いだったり、香椎までの区間便が細々と走っていた路線が激変したのは、1990年代後半のこと。

毎時3本程度が都市高速経由で天神直通しています。

(2006年頃でしょうか?香椎台の宅地造成に伴い、27-B番も開設されています)

 

都心、博多湾を一望できる都市高速、香椎地区の商店街、木がうっそうと茂る勅使道、高台の閑静な住宅地、田畑広がる久山等、沿線の景色に非常に富む路線です。

*特に27−Bの篠栗駅系統は、景色を楽しむ試乗に大変オススメな路線です(毎時1本程度)

 

朝夕に、名子〜篠栗駅の区間便が設定されていたため、無番のコマも用意されていました。

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左)下道経由の27番、日中を中心に数便しか運行されない少数派です。 

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▲下道経由には、古賀橋(トリアス久山)まで行く便もありました。

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(左)都市高経由便。27番の横幕です。

(右)トリアス久山の多客臨時用で運行されていた、香椎浜営業所〜古賀橋の区間便用の幕です。

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28番・28-B  青葉台線


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27番の兄弟分、28番。

27-N番と同じく90年代後半に、都心直通の都市高速路線へと大変身しました。香椎宮から南は青葉台を経由して土井団地へと至ります。

(中)ただ下道経由の28番幕も、用意されていたようです。27-Bが篠栗駅に延伸される前の幕に残っていました。

(左)都市高速経由しか運行されない系統です。

(右)後ろ幕です。この3コマが用意されています。

 

 

29番・29-N・29-B  香椎〜博多駅線


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香椎浜地区と博多駅とを結ぶ29番。

天神発着の22番や23番、それに香椎〜博多のJR鹿児島本線の影に隠れがちな系統ですが、朝夕ラッシュ時を中心に多くの乗客が見られます。

 

(左)山王直通の「グリーン29番」

毎時1本程度、博多駅より南側の山王までの直通便がありました。10年ほど前に廃止。(今では板付まで再延伸・・)

 

折り返し場が存在した関係で、城浜団地止めも存在しました。

 

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(右)都市高速経由の29N番。

Nは名島ランプ経由の意味。なおハイフンの入ったタイプと、入らないタイプの方向幕が併存していました。

 

(下)古めの29−Nです。

上でご紹介した23−Nと同じく、名島ランプ開設の際に新設された29−N番の、新設間もない頃の幕です。

経由地に城浜団地の文字はなく、誤乗防止のためか名島ランプが括弧書きの赤文字で表記されていました。

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方向幕時代の末期に切り継ぎされた幕です。

 

(左)香椎浜の北側に広がる人工島、アイランドシティまで2003年に路線延伸がなされた際の幕です。

 

(右)西鉄香椎発着が新設されるのに合わせて用意された幕です。

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旧和白営業所担当の幕です。

 

現在、香椎浜以北の29番は廃止されてしまいましたが、以前は和白・新宮営業所持ちの29番があり、みとま駅や和白営業所行きもありました。

 

29番が和白から先、雁の巣レクセンターまで行っていた時代のものです。

また都市高速便も、名島ランプが出来る前の物で、香椎浜ランプ経由の29−Bとなっています。

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(左)和白営業所の幕ですが、香椎浜行のコマまで入っています。

 

(右)和白方面からの山王一丁目直通用の幕。

緑と黄色が隣り合うと、とてもカラフルですね。

 

 

230番  大蔵(都市高速)天神線


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今の新宮急行の前身とも言える230番。

和白営業所発着に、日中を中心に大蔵(おおぞう)発着が混じっていました。

 

三菱のハンペンや58MC車初期型の青バス(急行車)が走っていました。

 

新宮営業所移転の際だったでしょうか?

廃止されてしまいました。

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300番  動物園〜香椎花園線


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のこ渡船場行きのシーサイド線=現在の300番とは全く関係ありません。

 

1985年の西鉄バス福岡地区時刻表(分厚いサッシです)の表紙を飾った300番。

福岡地区の西鉄バスのカラー分けが完了したばかりの頃に登場し、まもなく消滅した系統です。

 

福岡の最先端のリゾートランド(?)を結ぼうとしたのでしょうか。当時の時刻表によると、日中2〜3本が小一時間かけて走破していたようです。

天神から動物園にかけては、渡辺通〜薬院駅経由。最短経路ではありますが、モロに渋滞の影響を受けそうです。

なお朝と夜は牧の鼻循環(上から2コマめがこれなんでしょうか?)や西鉄香椎発着があったとのこと。

 

筆者、物心ついたときには存在していない系統です。

 

 

3番  西鉄香椎〜流通センター線


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土井営業所・流通センターと香椎を結ぶローカル系統です。

(左)JR千早駅開業の際に経路変更された幕です。

 

(右)千早駅開業前、香椎参道経由で西鉄香椎へ向かっていた時の幕です。

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新宮ローカル


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新宮営業所と、周辺の折り返し場とを行き来する際に使われる区間便の幕です。

 

みとま駅・高美台行が用意されています。

 

 

 

その他


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土井ローカル路線。

3番の入出庫用などで走っていた、土井〜西鉄香椎間の無番系統用の幕です。

 

 

臨 時 幕


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香椎浜営業所の臨時系統用の幕ですが、

普通の営業所の臨時幕(下参照)と比較して、ちょっと変わっていました。

 

・マリンメッセは黒文字表記

・福岡ドームのローマ字は青色

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 (左)同じく香椎浜営業所の臨時幕。

 左右になぜが妙な余白存在します。

 

(右)和白営業所の後ろ幕。

 臨時標記は省略。

 

 

内 幕 編


(左)土井営業所の27-Bの内幕です。

方向幕末期には、一部のバスに各系統でトリアス行きのコマが用意されたものがあったようです。

この下のコマは、27−Bのトリアス久山行となっています。

 

(右)22−Nの内幕です。

 

 

 

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(左)23-Aの内幕です。

 

 

(右)何の路線なのか?頭をひねりましたが、どうやら深夜バスの内幕のようです。至って普通な幕だったのですね。

 

(左)23-Dに、和白営業所時代の深夜バスの幕です。

 

 

(右)天神〜都市高速〜香椎花園の臨時系統。一昔前は結構な集客力を誇る地元遊園地でした。

今でもイベント時等に、まれに臨時バスが運行されることがあります。

 

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