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西鉄バス 方向幕 巻き取り機 西鉄バス二日市

 

福岡市から南に伸びる、西鉄天神大牟田線とJR鹿児島本線。

この沿線に広がるベットタウンをカバーするのは、西鉄バス二日市の各路線。

 

春日原〜二日市にかけて広がる、鉄道駅との中距離フィダー路線を一挙に担当する、西鉄月の浦営業所(西鉄バス二日市本社)と、月の浦が開発される前に存在した平野台営業所の方向幕達です。

 

 

 ●更新日 :2019年9月21日

 ●掲載地区:大野城市、春日市など

 ●担 当 :月の浦、旧平野台

 ●地域特性:住宅地、丘陵

 ●沿線要所:イオン大野城、月の浦団地等

 目次(該当ページまでスクロールします)


▼1番 春日線

▼12番 白木原線

▼42番 大橋線

 ▼2番 春日線

 ▼20番 大野城〜月の浦線

 ▼その他の幕

▼6番 春日線

▼21番 南ヶ丘線

 

 ▼7番 春日線

 ▼22番 平田線 

 

▼10番 大野城循環・大野城サティ循環

▼23番 つつじヶ丘線

 


1番 春日線


西鉄バス 廃止系統 西鉄電車の春日原駅〜春日市中部の住宅地〜惣利〜月の浦方面を結ぶ1番。
エース番号「1」ではありますが、2番よりも本数は少な目です。 数年前まで、春日原駅から先、雑餉隈営業所までの便もごく少数ありました。
 
←大型車前幕の一般的なタイプです。
↓少し前の幕です。90年代半ば頃までは、下り便は全便「天神山経由(複乗)」でした。その頃の名残が残っています。
また平成5年頃までは、南福岡駅止めも存在したようです。
西鉄バス 方向幕 月の浦営業所




←一般的な横幕です。この春日・大野城地区だけに残る○番が印象的です。

■↓横幕の続きです。平野ハイツ(住宅街)の英文字は「HAITSU」と書かれます。


西鉄バス二日市
西鉄バス 平野台営業所
■↑月の浦営業所開設前、月の浦を経由して平野ハイツに向かっていた過渡期の幕だと思われますが、本当に運行されていたか、お詳しい方のご教示をお待ちしております。

■↑後幕です。天神山経由の惣利南口や雑餉隈営業所行きが健在なあたり、少々古めです。


 

2番 春日線


西鉄バス方向幕 月の浦 春日市と那珂川町を結ぶ2番。
博多南駅開業までは、那珂川営業所まで直通していましたが、流石にその頃の幕は出てきませんでした。
 
■←福岡市内方の直通便が運行される「那珂川ハイツ」ですが、2番系統は○番号、新鮮です。

なお一番下の「春日原駅」行きですが、経由地の標記順がエラー品です。(JR博多南駅は最初に経由するため、冒頭に持ってこられべき)
西鉄春日原
2番上梶原 西鉄廃止

那珂川ハイツのさらに奥、九州新幹線のトンネル出口にも近い「上梶原行き」も朝夕ラッシュ時に存在していました。 2000年頃には廃止されていたでしょうか。。

雑餉隈営業所への一時入庫便も設定されていました。

■↓その後ろ幕バージョンです。
西鉄雑餉隈営業所
西鉄バスのレアな方向幕 新幹線 古めの大型車前幕です。

・ローマ字表記無し
・ツルツルとした独特のテカり印刷
・そして何よりも、新幹線(博多南駅)という独特の表記。

博多駅との誤乗を防ぐための表記かと思いますが、あの一区間だけの博多南線の駅を新幹線と標記するあたり、多分に警戒されていらしたのでしょうか。
西鉄 幕

一般的な横幕です。

■←ポピュラーな春日原駅止めに、その先雑餉隈営業所まで運行する便の幕です。

■↓こちらは下り便、那珂川ハイツ、博多南駅、天神山行きの幕です。
西鉄バス 天神山

6番 春日線


月の浦児童公園前 春日公園 西鉄 西鉄春日原駅〜春日市南部の住宅街〜春日公園の縁を少しだけかすめつつ月の浦方面へ向かう6番です。
■←一般的な大型前幕です。
■↓一般的な横幕。途中で月の浦行きと平野ハイツ行きは経路を異にします。
西鉄 春日原 バス
6番春日線 雑餉隈
■←少し古めのコマが残った一本物。
末期は日祝上り1本だけ残っていた、春日ローンテニスクラブ経由の雑餉隈営業所行き、本来経由しないはずの筒井経由となっているところもポイントです。

■↓中型車の前幕です。途中「春日」というバス停を経由するため、経由地標記に「春日〜」が入る率が高めです。
西鉄バス 中型車 方向幕
西鉄バス 大野城市 春日市


■←見てお分かりの通り、古めの幕。
これも一番下は筒井経由です。

■↓少し古めの後幕。90年代前半には南ヶ丘5丁目行きも存在しました。



6番 南ヶ丘五丁目 終点
雑餉隈営業所 方向幕 西鉄バス 方向幕巻き取り機 機械 路線バス ■←←雑餉隈営業所行きが入った横幕。

■←春日ローンテニスクラブ経由雑餉隈家行書息のレア系統の幕を、巻き取り機に付けてみました。

7番 春日線


西鉄バス 廃止路線 博多南駅 筆者は実車を見たことが無く、90年代の前半まで走っていた廃止系統です。
 
資料によれば、2番の昇町・上白水経由版といった路線。
春日原〜光町三丁目〜昇町〜白水・博多南駅への向います。
春日原駅から博多南駅までは2番が出ており、そちらの方が早いです。

 
■←上でご紹介した2番に続いて出ました、新幹線(博多南駅行き)のスペシャル方向幕!
西鉄バスのレアな方向幕 こちらはオレンジ色&英文字表記付の7番!

博多南駅の書き方も、他の路線に見習って「白水」を大書きし、その下に遠慮目に博多南駅が入るスタイルです。

10番・15番 大野城市役所循環・大野城サティ循環


大野城サティ 西鉄バス 西鉄春日原駅近くの大野城サティを起終点とした西鉄電車東側の丘陵地帯をコンパクトに循環する循環線と、その前身の大野城市役所(まどかぴあ)を起終点とする循環線です。

北半分では10番を、南半分では15番を名乗っていたようです。

現在では、大野城市コミュニティバスまどか号に路線移管されています。
乙金 西鉄バス  西鉄バス 廃止路線
こちらは10番・15番と付番される前、無番時代の幕です。
大野城市役所循環 まどかピア そのさらに前身、大野城サティに路線が開設される前、大野城市役所発着だったころの幕です。

12番 白木原線


12番 西鉄バス 白木原線 廃止 春日市・大野城市を東西に横断していた路線です。付近の住宅街からJR大野城駅、西鉄白木原駅へのアクセスを兼ねた路線ですが、規模がいずれも大きくない駅へのアクセス路線と言うこともあり、集客力があまり芳しくなく、2000年頃の西鉄バスの大規模な路線廃止計画で、福岡地区では唯一廃止対象とされ、コミュニティバス転換となった系統です。

■←路線健在の末期の頃の幕です。
■↓月の浦営業所開設後の幕には、12番も含め、月の浦行きのコマを纏めて配置するパターンもありました。
月の浦営業所
大野城総合公園 西鉄バス 白木原駅 西鉄バスのレア幕 ■←日祝ダイヤの大野城総合公園行きが入った古めのパターンです。90年代半ば頃の廃止だったかと思います。
なおメインルートはJR大野城〜西鉄白木原〜乙金でした。

■↓後幕です。
西鉄バス 廃止路線
12番 雑餉隈営業所 西鉄バス 乙金 ■上のものよりさらに以前、乙金から先、JR南福岡駅や西鉄雑餉隈営業所まで運行されていた当時の幕です。

このパターンだけ、西鉄白木原「駅」と標記されます。
90年代半ばまでに製造されたものかと思います。

20番 大野城〜月の浦線


2004年に開設された、最寄りのJR駅・大野城駅西口と平野ハイツ・月の浦地区とを結ぶ路線。
JR大野城へのアクセス向上に大いに役立った路線です。

大野城駅発着便は、呪術の12番の廃止以後ブランクを経ての復活でした。
西鉄バス  

21番 南ヶ丘線


西鉄バス 方向幕 月の浦営業所 二日市 西鉄電車沿線で、西鉄自らが開発を進めたベットタウン、南ヶ丘・平野台・月の浦と、最寄りの下大利駅とを結ぶ幹線系統です。
フィダー路線ではありますが、日中でも高頻度で運行されています。

■←古めの幕、1998年までの大野城市役所行(大野城サティまで延伸)や、南ヶ丘5丁目止めのコマがあります。
■↓大野城サティが「イオン大野城」に名称変更した際に作られた幕です。
西鉄バス二日市 月の浦営業所  
西鉄バスレアな方向幕 月の浦 メインルートは下大利駅〜南ヶ丘〜平野ハイツ〜月の浦営業所です。

■←1996年までは南ヶ丘から北へ、春日ゴルフ場前行きもありました。
■↓ローマ字無しの古めの幕、春日ゴルフ場のサブタイトルは『西鉄ストアー』。
西鉄バス方向幕 二日市
JR南福岡駅 バス幕 1996年までは、下大利駅から先、乙金経由で雑餉隈営業所まで、カタカナの「フ」の字状に大回りで直通運転されていた時期もありました。
同じ区間を走っていた12番よりも先に経路短縮となりました。

■←南福岡駅・雑餉隈営業所行きの幕と、折り返しの雑餉隈発南ヶ丘行、平野ハイツ行きの幕です。
■↓雑餉隈営業所方面行きの幕の標記違いバージョン。
雑餉隈営業所 21番 西鉄
乙金 21番 廃止路線 西鉄バス ■←雑餉隈営業所〜乙金〜下大利駅の区間便の幕です。上から2つ目の乙金行は、平野台方面始発用に作られています。

今の21番とは考えもつかぬ系統です。
平野ハイツ 西鉄バス ■←各種区間便用の幕。一番下は下大利駅→乙金の区間便用。
■↓←月の浦児童公園前行きのコマ、つまり月の浦乗り入れ開始後ではありますが、月の浦営業所開設前に運行されていた系統用の幕です。短期間のみ見られたレアものです。
平野営業所 廃止路線
■↓シンプル目な月の浦行きの幕です。
平野台営業所 西鉄バス
  x標準的な横幕です。
■↓イオン大野城延伸後の横幕。
  ■←少し古めの後幕です。乙金経由の雑餉隈営業所行きも搭載。

22番 平田線


西鉄バス方向幕 22番 西鉄二日市 21番と兄弟分で、下大利駅と二日市駅を、途中の住宅地を経由しながら結ぶ路線です。

■←標準的な幕です。下2コマは、かつて存在した天拝坂ショートカット系統用の幕です。

■↓標準的な天拝坂経由の横幕です。
天拝坂第三 西鉄バス 方向幕 ■90年代中頃までは、天拝坂第三止めの区間便が設定されていました。
そのコマが残る古めの方向幕です。
天拝坂第三 西鉄バス

23番 つつじヶ丘線


平野中学校,つつじヶ丘 西鉄バス  西鉄電車下大利駅発着の3兄弟、21番・22番と並ぶ兄弟分、23番です。
21番と並行し、途中から少し南側の経路をたどり、旭ヶ丘、青葉台、つつじヶ丘等の住宅地を経由します。

基本系統は、下大利駅〜南山手団地、下大利駅〜月の浦営業所ですが、90年中盤〜2000年頃にかけて、住宅地の開発の進行に合わせて路線の延伸や区間便の新設・廃止など、細かな変遷があります。

■←長らく終点は、「つつじヶ丘四丁目」でしたが、近年団地の最深部まで延伸され「南山手団地」行きとなりました。
一部の便は入出庫も兼ねて、南山手団地に行かず、団地の下を経由し月の浦営業所まで向かいます。
平野中学校行は、通学輸送用の区間便です。
つつじヶ丘 原 西鉄バス  ■←1999年まで終点だった「原」行き。一番下の下大利駅行きの幕は、月の浦発用に作られています。

■↓23番の原型とも言える、平野中学校〜下大利駅間を結ぶシンプルな系統だった頃の幕。
その後原や月の浦への延伸、つつじヶ丘への枝線の開設など成長への道を歩みます。
 
平野中学校 月の浦営業所 西鉄バス二日市  下大利駅 西鉄バス
■23番の横幕です。平野中学校区間便は経由地無しの大書き!
西鉄バス 方向幕 レア 
■後幕です。
西鉄バス 後方幕 後幕  つつじヶ丘四丁目 西鉄バス
■原発着の頃の後幕です。23番というと、個人的にはつつじヶ丘4丁目行きの印象が強いです。
 

42番 大橋線


42番大橋線 西鉄バス二日市  月の浦・平野ハイツ・惣利など、春日・大野城市南西側の住宅街からは、上でご紹介した西鉄電車の各駅、春日原駅や下大利駅へ出るバス路線が頻発していますが、もう一つ北側の大橋駅へ向かう系統、42番が存在します。
渋滞に巻き込まれることの多い経路ではありますが、福岡女学院の通学輸送を含めてまとまった本数が運行されます。
■←基本の幕です。大橋駅〜惣利南口〜月の浦・平野ハイツです。。
■↓古めの幕、老朽化でインクがはがれかけ。。
平野ハイツ 
惣利南口,月の浦  42番は途中で、松ヶ丘団地と、松ヶ丘団地をショートカットする便(主に朝・夜)の2系統が存在します。

■←松ヶ丘団地をショートカットする大橋駅・月の浦行きの幕。下2つは、45番枝線の代替で新設された、白水経由博多南駅発着便です。

■↓近年、福岡女学院に複乗で立ち寄りする便もデビューしました。
福岡女学院経由 西鉄バス 42番 
42番 大橋駅 大野城市月の浦 大野城市平野台 西鉄バス スタンダートな後幕です。
月の浦行きが2コマあるのは、上述の松ヶ丘団地経由便と、団地ショートカット便用のコマです。
春日市惣利 西鉄バス 方向幕 42番の横幕です。

・松ヶ丘団地経由
・松ヶ丘団地ショートカット
・福岡女学院複乗、松ヶ丘団地経由
・福岡女学院複乗、松ヶ丘団地ショートカット
・博多南駅

の大きく5グループに分かれます。
大野城市月の浦
 
 福岡女学院 西鉄バス 方向幕 西鉄バスの方向幕 月の浦
 

その他


西鉄バス 太宰府臨時バス 方向幕 正月に運行される、JR二日市駅〜太宰府を結ぶ臨時バス用の幕です。月の浦営業所と雑餉隈営業所のバスに搭載されるコマです。

■↓太宰府臨時の横幕です。
月の浦 臨時幕 西鉄バス 太宰府 西鉄バス方向幕
月の浦営業所の幕ですが、福岡ドーム臨時に対応するコマが搭載されているバスがあったようです
方向幕時代に、月の浦のバスがドーム臨で動いている光景を見たことがありませんが、用意だけされているバスがあったのでしょうか。

■サイト内関連ページ


●西鉄バス方向幕資料集 福岡ーグリーンB編(雑餉隈)

●西鉄バス方向幕資料集 太宰府編(西鉄バス二日市・原)

●西鉄バス方向幕資料集 朝倉編(甘木)